ユーロドルのリベンジも凄い！週足の妄想は撃沈-浅野のつぶやき

こんばんは、ForexTVジャパンの浅野です。

今朝のガイトナー発言がきっかけと見えるドル買いは、介入をも彷彿とさせる上昇振りを見せましたが一瞬に終り、以降はドル売りの目を覚ました格好となってしまいました。中国の利上げや、ガイトナー発言までもが、Ｇ２０前のお土産だとの見方もあるようですが、為替がテーマになるとの見方が強いだけに、ポジション調整が極端に入っている可能性もあります。

結局は昨日、動画で閃いた妄想のフォーメーションも、わずか一日でその姿を消してしまいました。
一方、ドル売りのセンチメントを引っ張ってきた観があるゴールド/ドル相場は、今日のドル売りに対しては比較的冷静な動きを継続しており、同じ週足を比較しても、先週の陽線を実体線ベースでまだ今週の陰線が包んだままになっています。

ＪＳＴ15：00以降の、ユーロ急伸の一部背景に、どうやらユーロポンド相場が絡んでいそうです。
ユーロポンド相場は、高値圏でダイヤモンドトップ気味に、収れんしていたところの上抜けでした。加えて、ユーロ指標が改善で上昇、ポンド指標冴えずでユーロポンド上昇という展開だったように見えます。

今の水準は、まだまだ戻り相場の高値圏であり、予断を許す状況ではないことが、良く分かりました。
G20を控えたコメント相場が落ち着くまで、少し様子を見たい感覚になってきました。
順延された為替報告から、少しずつ思わせぶりな相場になったと思います。一連のナゾナゾが解けてから動いても遅くない気がします。

ForexTVジャパン
浅野　敏郎