こんばんは、ForexTVジャパンの浅野です。
ユーロドルの上昇スピードが速く、一旦は押しが入りやすいとの見方が、先週末あたりから散見され始めていますが、相場はよそ眼に今朝は1.38台を一瞬付けました。
しかし、その後は上値が重く推移しており、高値警戒感もそれなりに存在することが証明されている状況です。
本夕のヨーロッパ経済指標の中で、生産者物価指数(PPI)が注目されます。
9月からユーロ高に推移し始めた相場ですが、先月発表された8月のPPIは、0.2%と、まだユーロ高に推移する前にも関わらず、前月より0.1%悪化していました。ユーロ高の根拠が、緩和傾向にあるドルに比べて、比較的出口論が議論されているユーロが選好されてきた経緯があります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/1d/6a68ebc54b7fbd7af458d4845e2752d3.jpg)
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もし、PPIがユーロ高によって低下する事態になれば、ユーロ圏にも金融緩和或いはユーロ高に対するけん制球が入らないとも限りません。ユーロ高が原因との結論でもあれば、まだこらえられるかもしれませんが、債券へと資金が向きやすい傾向がある中、物価も低下傾向となれば、消費の手控えが進み、リスク回避色が強まったとの見方もできることから、ユーロ売りがやや優勢になりそうな展開もあり得そうです。
チャートでは、今年に入って0.1%が最小値で3回ほどあり、万が一マイナス圏に沈むようなら、今年の最小値を割り込むことにもなり、危機感はいっそう強まるでしょう。
ForexTVジャパン
浅野 敏郎
ユーロドルの上昇スピードが速く、一旦は押しが入りやすいとの見方が、先週末あたりから散見され始めていますが、相場はよそ眼に今朝は1.38台を一瞬付けました。
しかし、その後は上値が重く推移しており、高値警戒感もそれなりに存在することが証明されている状況です。
本夕のヨーロッパ経済指標の中で、生産者物価指数(PPI)が注目されます。
9月からユーロ高に推移し始めた相場ですが、先月発表された8月のPPIは、0.2%と、まだユーロ高に推移する前にも関わらず、前月より0.1%悪化していました。ユーロ高の根拠が、緩和傾向にあるドルに比べて、比較的出口論が議論されているユーロが選好されてきた経緯があります。
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もし、PPIがユーロ高によって低下する事態になれば、ユーロ圏にも金融緩和或いはユーロ高に対するけん制球が入らないとも限りません。ユーロ高が原因との結論でもあれば、まだこらえられるかもしれませんが、債券へと資金が向きやすい傾向がある中、物価も低下傾向となれば、消費の手控えが進み、リスク回避色が強まったとの見方もできることから、ユーロ売りがやや優勢になりそうな展開もあり得そうです。
チャートでは、今年に入って0.1%が最小値で3回ほどあり、万が一マイナス圏に沈むようなら、今年の最小値を割り込むことにもなり、危機感はいっそう強まるでしょう。
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