外為ガイドブック☆FX取引の基礎や相場分析を解説…五里霧中の相場取引に一筋の光を

外為市場経験者の浅野敏郎が値動きに着目したチャート解説や個人的意見を綴る相場ブログ&用語集!

ユーロドル、ツーデー・リバーサルに同意-浅野の閃きFXテクニカル【ブログ版】

2010-10-18 18:25:22 | ☆相場分析-ユーロドル

金曜日の日足は、前日高値を更新した後の反落陰線となり、今日はそのパターンに同意するように、1.38前半へと下落しています。

1.3800はマイナーなサポートになりそうですが、ここを割り込むと1.3600-50水準が次のターゲットになりそうです。

1.3900前後を戻り売りの水準とし、1.4000を越えるようならストップです。12日安値1.3775水準を勢い良く割り込むようなら、ストップ売りで追いかけ、1.3650で半分落とすイメージです。

潜在的なユーロ高は維持されていると思いますが、1.3600台で今日の終値を迎えられるようなら暫く揉み合いを想定します。
(1.3800台の間違いでした、訂正してお詫び致します10月19日追記)

ForexTVジャパン
浅野 敏郎


ポンドドルの日足はスパイクトップフォーメーションのトリガー引く-浅野の閃きFXテクニカル【ブログ版】

2010-10-18 18:00:44 |    -ポンドドル

ForexTVジャパンの浅野です。

5ポイント違いでショートを維持できず、前回の取組みは残念でした。
金曜日の日足はその1.6105を付けた後反落し、上ヒゲを付けた上に、前日の陽線から陰線の下落ハンマー足となりました。今日下落すればスパイクリバーサルを完成するところでしたが、木曜日の安値を既に割り込み、トリガーまでも引いた格好です。

9月上旬からの上昇トレンドはかろうじて保っているように見えますが、日足基準線程度の押しであれば、期待はできそうです。

木曜日の安値となる1.5885水準へ戻すようならポンドを売り、1.5930付近の転換線を越えるようなら、1.5950付近で一旦はストップです。

下値は基準線の1.5725付近はあり得そうですが、12日安値1.5750付近に構え、先日のロスを先ずは回復したいところです。

ForexTVジャパン
浅野 敏郎



長期金利上昇でドル買い、インフレ期待が背景に-浅野のつぶやき

2010-10-18 17:05:34 | ☆外国為替を読む

こんばんは、ForexTVジャパンの浅野です。

先週金曜日の段階で、下落の暗示があったポンドやユーロの対ドル相場ですが。週明けの本日は、ひとまずはセオリー通りに下落したため、リバーサル色が強い日足チャートになりました。

金曜日の前半までは、FRBの追加緩和策への思惑が一層のドル売りを誘う展開でしたが、背景では実はインフレ期待論が進行していたようです。
個人的には単に債券利回りが上昇傾向にあったため、週末にあのような予想を建てましたが、結果的にはここまで、想定通りの動きになっています。

金融緩和は市場に資金を過供給することで、低利で資金調達をし易くするのがこれまでのやり方でした。健全な資金を放出する場合は目的にかなうのですが、不健全な資金が市場に大量に流れ込むと、通貨価値が下がり、危惧されるハイパーインフレにもなりかねません。一部、FRBの理事あたりが懸念することは、まさにこの危うい舵取りなのだと思います。

先週のクローズ時点では、長期金利のみが目立って上昇しており、ニュースではG20を前にした調整との声も上がっています。債券の動きだけを見れば、長期債を売って短期にシフトしているようにも見えますが、30年債が4%台に乗せてくると、一段のインフレ期待によるドル買いが持ち込まれるかもしれません。

インフレは通貨価値の下落を意味し、決してその通貨が買われる筋合いではないのですが、金利で世界の過剰流動性が動き回る現在、適切な範囲であれば、先ずは高金利を買う動きが先行するのだと思います。

ForexTVジャパン
浅野 敏郎