外為ガイドブック☆FX取引の基礎や相場分析を解説…五里霧中の相場取引に一筋の光を

外為市場経験者の浅野敏郎が値動きに着目したチャート解説や個人的意見を綴る相場ブログ&用語集!

浅野の閃きFXテクニカル【ブログ版】-もうそろそろは未だのうち?どこまで上がるかユーロドル

2010-10-06 21:45:38 | ☆相場分析-ユーロドル

こんばんは、ForexTVジャパンの浅野です。

更新が不安定で恐縮です。
さて、前回のブログでは調整相場を閃き、1.3635付近まで下げたところまでは予想通りでした。行き過ぎるとツーデーリバーサルにもなりかねない危うい状況ではありましたが、パワープレーで包み返したかのように、昨日のリベンジも、もの凄いモノがありました。

昨日は、日銀緩和政策の発表でクロス円が円安となり、クロス買いの影響が発端ではありましたが、その後の夕方の急騰は、どう見ても金相場でのドル安としか思えません。加えて株価上昇や米国の緩和追随思惑などで、偶然ドル安要因が重なった結果だと考えています。

今日の上値が重くなっている理由として、



昨年末からの下落を100として、今年6月初旬の安値から戻しを測定した場合、61.8%が1.3900付近に差し掛かることは、既に馴染みある上値目標ですが、ご覧の通り、週足では一目均衡表の雲の下限に達しており、こちらも上値抵抗要因です。

先週末の日曜日にも、休むも相場に見えると書きましたが、上のチャートが見える範囲でも、長目の陰陽線が連続して4本続くことは滅多になく、少なくとも揉み合いへ突入するのが確率的にも高そうです。金相場は、ユーロに比べて今日も上値を伸ばしている方ですが、こちらは一本で大きく騰落したあとは、揉み合い後、それなりに深い調整を迎えています。金相場をにらみながらユーロに対峙した場合、今日は買えず、売れず、結局は様子見ムードが高まっています。

新値を買ってゆくには、あまりに1.4000が近く、禁じ手だと思いつつどうしても伸びたところを売ってみたくなってしまいます。1.38台後半で、たとえば85付近でユーロを売り、1.4000を超えるようなら1.4015付近で一旦はストップです。下値は昨日の上昇分の50%戻しで、1.3750付近が浮かび、PL比は1対1となります。下落が伸びるようなら日足転換線に近い、1.36割れはあり得ると考えており、投信などで大規模な投資資金がユーロ買いに発生しない限り、このまま大陽線を連発して1.4000を試しに行くとは思いにくいところです。

参考相場として金相場以外に、ユーロポンド相場が一旦、下押し(ユーロ売り)になりそうなパターンです。4日に下落で包んだ陰線を、2日目の今日で上値突破できなければ、ユーロ買いが弱気になっている可能性が高そうです。

ForexTVジャパン
浅野 敏郎