外為ガイドブック☆FX取引の基礎や相場分析を解説…五里霧中の相場取引に一筋の光を

外為市場経験者の浅野敏郎が値動きに着目したチャート解説や個人的意見を綴る相場ブログ&用語集!

IMMの通貨先物・取組残高分析 5月10日 月曜日

2010-05-10 23:15:23 |    -ポンド円

こんばんは、ForexTVジャパンの浅野です。

前回のIMM分析では、実体の相場ではユーロが買い戻し気味に推移していたにもかかわらず、対ユーロでのドル買いポジションがさほど巻き戻されていない事実が判明しました。締め切りから発表までの3日間のタイムラグで、実際のポジションがどのように変化するかという変数要因があるものの、実際には先週の大暴落となり、シカゴ筋のユーロ先安感が現実となった格好です。

今週のレポートでは、まだまだドル買いが積みあがる内容となっていますが、データの締めからは、最大で500ポイント以上の下落が週末に掛けて発生しており、先週金曜日や今週初のギャップアップというのプライスアクションを見ても、それなりの解消が進んだと推測できるかもしれません。

ただ、ギリシャ支援に大方のメドが付いたからといって、返済計画や周辺国のリスクは、依然として残っており、ユーロという大きな枠で見れば、諸手を挙げてユーロを買い戻す地合いでもなさそうです。

1.30から1.32の重さが確認できるようなら、キッカケさえあればもう一度売り直してくるとも限りませんが、来週のレポートはそんな観点で眺めてみると、何かのヒントになるかもしれません。
では、YouTube版を添付します。

}IMMの通貨先物・取組残高分析 5月10日 月曜日
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AM外国為替テクニカル分析 - 5月10日 月曜日 ユーロドル相場

2010-05-10 16:25:41 | ☆相場分析-ユーロドル

こんにちは、ForexTVジャパンの浅野です。

週末は天気に恵まれ、初夏の暑さでした。土曜日は、地引網、日曜日は子どもの野球に付き合って、腕はヒリヒリです。春や秋は紫外線が思いのほか強いそうで、夏の比ではないそうです。

今日は少し涼しいと感じる程度ですが、素直に真夏へ一直線とは行かないようです。

サッカーワールドカップのメンバーが決まりました。もう少し冒険しても良かったのでは?という印象もあり、残念ですが初戦を見た上で本腰を入れて応援するかどうかを決めたいという感想です。

では、こちらは荒れ模様のユーロドルですが、本日もアセンダント、山中康司氏に解説をお願いいたしましょう。YouTube版をこちらに添付します。
AM外国為替テクニカル分析 5月10日 月曜日
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5月10日午前の東京外国為替市場概況と、ポンドドル相場分析-「FXフラッシュ1400」

2010-05-10 16:08:09 |    -ポンドドル

◆本日5月10日午前の東京外国為替市場の動きをお伝えします。

各主要通貨の中でもユーロドルが、寄付きから200ポイント程度の上昇ギャップとなる荒れ模様です。週末のIMF承認や安定化基金の創設合意などが、先週のユーロ売りを急激に巻き戻す要因になっている模様です。ドル円もユーロ円の上昇にひきづられて、92円台で寄り付きましたが、ポンドドルは政局問題や、対ユーロ相場で下落している状況から、上値は重い印象です。

◆今日の通貨フォーカスはポンドドル相場です。

一目均衡表の日足以上は全て下落を暗示しており、買いの戦略は逆張りとなります。ただ、週末の下落で極端にスパイクした相場は、新たな材料が出るまで暫く底堅くなりそうです。



3月25日の終値1.4811は、金曜日終値の1.4800と概ね一致しており、3月1日の安値が1.4780などを見ても、1.4800はサポートとしての効力がまだ残っているようにも見えます。金曜日の足は、ボトムとは言いにくいものの、スパイクした形は、ある状況を満たせば、反転しやすい状態かもしれません。



金曜日高値の1.4911を超えるか、終値の1.4800付近へ戻すようなら、ポンドを買い、6日安値の1.4700を割り込むようなら一旦はストップです。
上値目標とドテンを意識する水準は、雲の下限となる1.50半ばを目論見ますが、基準線が差し掛かる1.5000付近の重さを確認するような場合は、そのあたりが限界かもしれません。

イギリスの財政問題は、政権交代で解決する内容ではなく、一目均衡表が暗示するように、ファンダメンタルはポンド安を意識すべきでしょう。
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以上、1本前の記事を含めた内容を、動画番組「FXフラッシュ1400」で視聴できます。右列の最上段にあるバナーとリンクしている「ForexTVジャパン」サイトの動画ニュースページへ行き、プレーヤーのメニューから「市況」をご指定ください。
動画は下のYouTubeからもご覧いただけます。

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5月07日の外国為替市場、復習とキーポイント-5月10日「FXフラッシュ1400」

2010-05-10 15:55:48 | ☆外国為替を読む

◆5月07日金曜日のトピックス

英国の選挙結果が、結局は単独政党による議席の過半数を獲得できない、いわゆるハング・パーラメントを脱しえなかったことで、ポンドの上値が重かったことと、ギリシャ救済に向けたG7電話会合の詳細が明らかにされなかったことでリスク回避の動きが根強く残ったことの2点を指摘します。

ただ、為替相場は、前日の株価急落は、株式市場での誤発注が主要因との認識から、ドル買い円買いへの動きは限定的でした。

それでは、各主要通貨の推移を、30分足のプロスティックス・チャートで確認してゆきましょう。

ユーロドル相場



前日6日の急落からユーロを買い戻す動きが優勢で、米国時間までには、もみ合いながら1.2800に迫る上昇となりました。ポンドが一段の下落を見せる中、ユーロ買いポンド売りの動きも支援材料となった模様です。

米国時間では、発表された雇用統計で失業率が増加したことや、続落する欧州株式市場に加えて、G7電話会議の内容が明確にならなかったことなどを受けるように、リスク回避の動きが根強く、1.26台前半まで再度下落しました。しかし、安値更新にはいたらず、また電話会議の内容が前向きだったことなどが伝わり始めると、引けに掛けては週末の調整と見られるユーロの買い戻しで、底堅く推移したようです。

ポンドドル相場



東京時間から、ハング・パーラメントの可能性が嫌気されるように下値を拡大しました。欧州時間では、最安値の1.4475付近まで下落したものの、選挙結果が確定した以降は材料の出尽くし感からか、終始底堅く推移し、1.4800付近で先週を引けました。

ドル円相場



6日の88円台から、ドルの買戻しが先行し、早々に92円台後半まで上昇したあとは、ポンド円の売りとユーロ円の買いが交錯した模様で、91円から93円の間を乱高下し、91円台半ばで先週を引けています。

◆その他の米国市場の動向

株式市場は、一時より下げ幅が持ち直したものの、ダウは100ドルを超える続落となりました。債券市場は株式市場に反して下落し、利回りは上昇しています。雇用環境の改善や前日の株価急落要因が事故だとの認識を受けて、過剰な変動を調整する動きが優勢だったものと推測します。金相場は前日に続いて続騰するなど、各相場ともにリスク回避のバイアスは依然として残るものの、週末要因からか、行過ぎた動きの調整が優勢だった印象です。
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今日の通貨フォーカスはポンドドル相場ですが、一旦ページを改めます。通貨フォーカスを含んだ以上の内容は、動画番組「FXフラッシュ1400」でもご覧いただけます。右列の最上段にあるバナーとリンクしている「ForexTVジャパン」サイトの動画ニュースページへ行き、プレーヤーのメニューから「市況」をご指定ください。
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