外為ガイドブック☆FX取引の基礎や相場分析を解説…五里霧中の相場取引に一筋の光を

外為市場経験者の浅野敏郎が値動きに着目したチャート解説や個人的意見を綴る相場ブログ&用語集!

5月10日午前の東京外国為替市場概況と、ポンドドル相場分析-「FXフラッシュ1400」

2010-05-10 16:08:09 |    -ポンドドル

◆本日5月10日午前の東京外国為替市場の動きをお伝えします。

各主要通貨の中でもユーロドルが、寄付きから200ポイント程度の上昇ギャップとなる荒れ模様です。週末のIMF承認や安定化基金の創設合意などが、先週のユーロ売りを急激に巻き戻す要因になっている模様です。ドル円もユーロ円の上昇にひきづられて、92円台で寄り付きましたが、ポンドドルは政局問題や、対ユーロ相場で下落している状況から、上値は重い印象です。

◆今日の通貨フォーカスはポンドドル相場です。

一目均衡表の日足以上は全て下落を暗示しており、買いの戦略は逆張りとなります。ただ、週末の下落で極端にスパイクした相場は、新たな材料が出るまで暫く底堅くなりそうです。



3月25日の終値1.4811は、金曜日終値の1.4800と概ね一致しており、3月1日の安値が1.4780などを見ても、1.4800はサポートとしての効力がまだ残っているようにも見えます。金曜日の足は、ボトムとは言いにくいものの、スパイクした形は、ある状況を満たせば、反転しやすい状態かもしれません。



金曜日高値の1.4911を超えるか、終値の1.4800付近へ戻すようなら、ポンドを買い、6日安値の1.4700を割り込むようなら一旦はストップです。
上値目標とドテンを意識する水準は、雲の下限となる1.50半ばを目論見ますが、基準線が差し掛かる1.5000付近の重さを確認するような場合は、そのあたりが限界かもしれません。

イギリスの財政問題は、政権交代で解決する内容ではなく、一目均衡表が暗示するように、ファンダメンタルはポンド安を意識すべきでしょう。
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