外為ガイドブック☆FX取引の基礎や相場分析を解説…五里霧中の相場取引に一筋の光を

外為市場経験者の浅野敏郎が値動きに着目したチャート解説や個人的意見を綴る相場ブログ&用語集!

5月07日の外国為替市場、復習とキーポイント-5月10日「FXフラッシュ1400」

2010-05-10 15:55:48 | ☆外国為替を読む

◆5月07日金曜日のトピックス

英国の選挙結果が、結局は単独政党による議席の過半数を獲得できない、いわゆるハング・パーラメントを脱しえなかったことで、ポンドの上値が重かったことと、ギリシャ救済に向けたG7電話会合の詳細が明らかにされなかったことでリスク回避の動きが根強く残ったことの2点を指摘します。

ただ、為替相場は、前日の株価急落は、株式市場での誤発注が主要因との認識から、ドル買い円買いへの動きは限定的でした。

それでは、各主要通貨の推移を、30分足のプロスティックス・チャートで確認してゆきましょう。

ユーロドル相場



前日6日の急落からユーロを買い戻す動きが優勢で、米国時間までには、もみ合いながら1.2800に迫る上昇となりました。ポンドが一段の下落を見せる中、ユーロ買いポンド売りの動きも支援材料となった模様です。

米国時間では、発表された雇用統計で失業率が増加したことや、続落する欧州株式市場に加えて、G7電話会議の内容が明確にならなかったことなどを受けるように、リスク回避の動きが根強く、1.26台前半まで再度下落しました。しかし、安値更新にはいたらず、また電話会議の内容が前向きだったことなどが伝わり始めると、引けに掛けては週末の調整と見られるユーロの買い戻しで、底堅く推移したようです。

ポンドドル相場



東京時間から、ハング・パーラメントの可能性が嫌気されるように下値を拡大しました。欧州時間では、最安値の1.4475付近まで下落したものの、選挙結果が確定した以降は材料の出尽くし感からか、終始底堅く推移し、1.4800付近で先週を引けました。

ドル円相場



6日の88円台から、ドルの買戻しが先行し、早々に92円台後半まで上昇したあとは、ポンド円の売りとユーロ円の買いが交錯した模様で、91円から93円の間を乱高下し、91円台半ばで先週を引けています。

◆その他の米国市場の動向

株式市場は、一時より下げ幅が持ち直したものの、ダウは100ドルを超える続落となりました。債券市場は株式市場に反して下落し、利回りは上昇しています。雇用環境の改善や前日の株価急落要因が事故だとの認識を受けて、過剰な変動を調整する動きが優勢だったものと推測します。金相場は前日に続いて続騰するなど、各相場ともにリスク回避のバイアスは依然として残るものの、週末要因からか、行過ぎた動きの調整が優勢だった印象です。
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