ドイツ 5月CPI(消費者物価指数) 15:00(日本時間予定)
イギリス 4月鉱工業生産 17:30(日本時間予定)
4月製造業生産 17:30(日本時間予定)
昨日のドイツ鉱工業生産は悪化という内容で、一時的にユーロ売りを誘っています。本夕はドイツ国内の消費需給を見る経済指標で、CPI上昇となった場合、内需が改善したとばかりにユーロが買われる可能性があります。しかし、昨年末からしばらく継続したユーロ安は、ドイツにとっての輸入物価を押し上げる要因となるため、判断は交錯するかもしれません。ちなみに、市場予想ではおおむね横ばいとなっています。
イギリスの指標予想はおおむね横ばい。それにしてもイギリスの指標発表予想が大きく外れたという記憶があまりありません!(まさか、透視してたりして! by 昨日のTVの影響)。日本同様、発表対象がやや古めなので、事前にわかりやすいのかもですね。
米国債券の入札需給に関連して、金利動向はしばらく注目されそうです。原油や金相場がやや上昇した根拠として、債券利回りの低下が、リスク投資志向を手伝っているとの見方もあります。しかし、NY株式市場は比較的冷静だったことや、東京株式市場は堅調な中でドル円は下落傾向を示すなど、これまでと矛盾する動きも見られます。しばらくは各市場の思惑が交錯する展開が予想されますので、注意しましょう。特に金や原油は、このところリスク投資先というより、むしろ安全投資先とも見える動きをしています。必需品としてみれば納得ですが、債券が買われて(金利は下落)いるのに金や原油が買われる現象は、自分にとって消化不良の材料です。