16:30 独6月製造業PMI暫定値
17:00 ユーロ圏6月製造業PMI暫定値
17:30 英5月BBA住宅ローン承認件数
本日は、内需関係の経済指標発表がいくつか予定されており、予想は、横ばいまたは小幅改善が主流となっているようです。昨日のドイツIfo指標は、しっかりとした改善内容であったにもかかわらず、ユーロ支援にはつながっていません。
万が一、小幅でも悪化するような内容であれば、市場は悲観的内容に再度、敏感になりつつあるように見えることから、昨日の流れを継続しそうです。
ここ数日の相場ですが、特に金相場がユーロドルに先行して動いているようにも見えます。金融不安の間でも比較的安定していた金の清算相場だと仮定した場合、今回の資金回帰の動きは根強い可能性もあり、一応、注意されるとよいでしょう。
本日のチャートは、ロコロンドン金相場とユーロドル相場を比較したものです。
非常に良く似ており、ユーロと金の相関関係を示す結果となっています。
青の矢印で示した6月15日足の下値を、ヘッドアンドショルダーのネックライン(ブルーの水平線)とした場合、ユーロドルは下抜けに失敗していますが、金相場は下抜けを果たしています。また、4月27日高値は、5月18日の下げ相場で下値を確認していることから、この918.60ドル水準は意味を成す価格と想定できます。
その価格を本日は既に割り込んできていることを重視した場合、金相場は次のステージとなる900ドル割れをターゲットにおいているようにも思えます。
こうなれば、さすがのユーロドルも底割れが必至とも思えることから、1.3800割れを注視しておく必要があり、個人的には、万が一戻り相場で上値抵抗線(赤い右下がり線)に近づくようなら、1.4000の裏にストップを置いてユーロショートといった戦略が、思い浮かびます。