評価益(含み益、未確定収益などと同じ)を実現益とするために、決済取引をおこなうこと。
特殊な注文方法の名称ではなく取引目的を示す表現方法であり、市場成行注文で取引しても良し、指値注文でも逆指値注文でも取引できる。
では、利食いをしようとするときの心理はどんなものだろうか?関係ない!かも知れないが、ややまじめに考えてみた。
1)相場が利益目標に達したので利益を実現した
2)これ以上評価益が減らないように利益を実現した
他に何かあるだろうか・・・?
大切なのは「何となく」というのは余り良くないのでは?・・・と思うが、よくあるのは利益確定をした後に相場が更に伸び、「あ~あ、利食わなきゃ良かった!」とか「早く利食いすぎた~!」という後悔話である。つまり上の1)を行ってしまった結果であるわけだが、なぜ1)の行動をとってしまうのか??と考えれば、2)のように含み益が目減りしないよう利益を最大にしたいという欲求があることも事実である。
しかし、良く考えれば2)のこれ以上評価益が減らないように・・・の「これ以上」の水準を1)の目標としてあげればどんなことが起きるか???
少なくとも「早く利食い過ぎた~!!」という現象は回避できないだろうか?
取引を開始する際つまり建玉するとき、方向を予想することはそれなりに難しいが、プロフィットテイクはもっと難しい問題である。「早く利食い過ぎた~!」という現象を回避できても、放置しておけば確かに「あのまま決済したのと同じ結果じゃん。」ということになるだろう。それを回避するためにも、予定より評価収益が増えた段階で、少なくとも1)より多いところに、目標を移すという管理も必要になる。
最悪「あのまま決済したのと同じ結果じゃん。」となったところで、“同じ”になっただけなのだ!
【外為ガイドブック ら行は行 P】あと