山と道・野の花のこと

揺れずに咲く花がどこにあるだろうか
この世のどんなに美しい花も揺れながら咲くのだ
<ト・ジョンファン>

ほんとの青空だけはご覧ください@吾妻山 日本百名山№25+

2013-09-28 | 25吾妻山(夏・秋)+一切経山
安達太良山に登ったとき
この上がほんとの空ですという
智恵子抄の記念碑を見て
空に薄くかかる雲に
また来るからと呼びかけて
数年がたちました。
安達太良山の奥にある一切経山に
ほんとの青空がありました
これは
木曽駒ケ岳で日本中が見渡せた
あのときの以来の青空です。
磐梯吾妻スカイラインの
浄土平駐車場から
大勢の登山者が
カラフルなウェアに身を包み
一切経山を目指します。

深田久弥さんの
日本百名山より
吾妻山の名の起こりは、この東吾妻からだと思う。
「実の名は一切経山なれども、土俗総称して吾妻山という」
と古記にあるところから察して、一切経山を主峰として
崇めていたかもしれない。僧空海が山中に一切経を埋めたので
その名があるとも伝えられている。

浄土平から軽いのぼり道を進むと
硫黄のにおいが強くなり
噴煙も近くに見えるようになります。

道の脇のナナカマドが
赤く色づいているものもありました。
酸ケ平が見えると
木道を右に曲がり
避難小屋の先の上りに向かいます。

噴煙から少し遠ざかりましたが
登るにつれて硫黄の臭いが戻ってきます。
小さい沢は
ほとんど水が流れていませんが
土の下にある岩が露出しています。

この坂を登るとその先は
緑が減り
岩の露出した平坦な道になります。



緑が少ないのは
噴煙の影響もあるでしょう。
平坦な道ということもあり
眼の中は
青空でいっぱいになりました。

ケルン?には
空気大感謝塔の文字

青空は空気の色
上空には
雲ひとつありませんでした。
山頂まで120分
この後は
もうひとつのお楽しみがあるのですが
それはまた後日といたします。
浄土平に戻るときに
さすがに雲も出てきましたが
紅葉越しの一切経山


新しいレンズで
噴煙のクローズアップ

晴れれば
秋の山の空は青い
end