史料綜覧 巻七 / 永享五年九月十日条(1433)
「十日(中略)彗星出現ス 依リテ 幕府 一字金輪法ヲ室町第ニ修シ 諸社諸寺ヲシテ祈禳セシム」
・天皇は後花園天皇。室町幕府は足利義教。
義教は義満の子であったが出家して天台座主となっていた。しかし将軍後継問題でくくじ引きで白羽の矢が立ち将軍となるが、厳しい施策に反感を買い最後は刺殺され、最後の足利将軍となる。
・室町第・・「花の御所」のこと。現在の京都府京都市上京区にあった足利将軍家の邸宅。
・一字金輪法とは、一字金輪を本尊として行なう修法。いっさいの妙果の成就や除災などを祈るもので、昔は東寺の長者だけが修することを許された。この法を修すると周囲の一切の修法が無効となるくらい強いとされる。
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