赤ちゃんで性善説の証明されるというニュースがありました

かなり前ですが、京都大学で１０か月の赤ちゃんに弱者に同情する気持ちが備わっているという実験結果のニュースがありました。それによるとアニメで攻撃行為をする物体と被害を受ける物体の２つを見せると８割の赤ちゃんが攻撃される物体に同情心を示したそうです。すでに別の実験では、１歳半になると、言葉や表情などで同情心を示すことが分かっているといいます。

　研究者は「人間の生まれ持った本質は、苦境にある他者に同情的態度をとる『善』である可能性が高い。文化や社会的な経験で、原初的な同情的態度から、より複雑な行動に変化すると考えられる」と話している、といいます。詳細はこちらから

大般涅槃經卷第六には有名な言葉「一切衆生悉有佛性」がでてきます。すべての衆生、生きとし生けるものは仏の性質をもっているというものです。「草木国土悉皆成仏」ともいいます。草や木までも仏性をもっているというのが日本の天台宗等の考えです。正岡子規も『仰臥漫録』に「糸瓜さえ仏になるぞ後るるな」と詠んでいます。

この実験の報道を見てついこの間までの日本人の心を取り戻したいものだとおもいました。