福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

護国寺涅槃会における曼荼羅説明の補足と訂正

2010-02-19 | 法話

2月15日護国寺涅槃会における曼荼羅説明で根幹の一番大切なことを抜かしていました。反省して補足します。
それは曼荼羅の諸尊は今現在衆生済度のため生きて獅子奮迅のご活躍をされているということです。慈雲尊者の「両部曼荼羅随聞記」に「観音は大悲三昧にして能満一切願を三昧道とし、金薩は大智三昧にしてまた能満一切願を三昧道とす。・・」(慈悲を特徴とする観音院の仏様群と智慧にすぐれた金剛手院の佛さまたちがともにひとびとの願いをすべて満たしてやろうと全知全能をかたむけておられる。)とあったのです。他の院についても同じような記述があります。つまり尊者は曼荼羅の佛様たちは今現在必死で衆生を助けてやろうとされているとおしゃっているのです。このことを一番に説明すべきでした。

次に訂正です虚空蔵院の金剛蔵菩薩は奈良の金剛蔵王菩薩と関係あるかのごとき説明をしましたが全く無関係です。奈良の金剛蔵王菩薩は役の行者感得のもので日本独自の仏様でした。お詫びして訂正します。

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