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福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

お大師様の御足跡寺院その34

2013-09-24 | 法話
34、室生修練・・大師五十一歳、(天長元年、八百二十四)「大師は天長元年、堂宇を再建し、南天の鉄塔の摩尼宝珠を山に埋め、善女竜王を鎮座し、自作の如意輪観世音を祀り、ました。
「大和國室生山は日域無双の霊区、帝畿第一の浄場なり。大師殊にお心を留められて密教の恵命を増し、衆庶の薄福を助けんがために、青竜の阿闍梨付属したまふところの秘本尊をこの峰に労り籠め奉りて渡海同行のお弟子堅恵上人をこの岫に住ましめて、修行持念したまひけり。・・」(弘法大師行状絵巻)
『弘法大師二十五箇条御遺告』によれば、室生寺の山中に大師が箱におさめて仏舎利を埋められ、
国家が危機のときにはこの舎利を掘り出し修法すれば、怨敵から国を守ることが出来るとされています。
鎌倉時代、蒙古襲来の迫る中、東大寺忍空らはこの教えにもとづき、室生寺の舎利を発掘して鎌倉に運び、
東寺からの舎利とあわせて、この佛のなかに納めて国家鎮護の密教修法を修したとされます。
はずかしながら私も二十年の求聞持のときここの精進が峯で特別に拝むことができ、そのため夢魔成満できました。本当に有難いことでした。
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