承和二年(835) 四月丁丑(3日) 「勅して曰く、如聞、諸国に疫癘流行す。病苦者衆の其の病は鬼神より来る。須らく祈祷を以て之を治せよ。又た般若の力は不可思議なり。宜しく十五大寺をして大般若経を転読せしめ、夫を拯(すく)い病を沈め兼ねて未然に防ん焉。」 (続日本後紀)
続日本後紀にはこの頃も疫病・飢饉が多く発生したとあります。
続日本後紀 / 承和元年正月丙子(25)条「加賀国疫癘 賑給之」
続日本後紀 / 承和元年二月辛丑(20)条「越後国飢 振給之」
続日本後紀 / 承和元年二月丁未(26)条「石見国言 去年不登 百姓飢饉 賑給之」