福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

霊の知らせ

2017-10-10 | 頂いた現実の霊験

一昨日、運慶展を見ていると、中の一体の仏様が叔母の顔にそっくりで、にっこりとほほ笑んで見えました。そのあと中央線で帰る途中、叔母の訃報が入りました。90歳で大往生を遂げたということです。丁度展覧会で仏さまがほほ笑んで見えたのとおなじ4時過ぎに逝去したということでした。叔母が満足して亡くなったということを知らせたかったのだと思います。
霊の知らせと思われる不思議現象は多々あります。今思い出す数件を書き出してみます。
1、21年太龍寺での求聞持のとき、入行して3日目に夢に亡父が出てきてわたしをくすぐり笑せました。人気のない深夜の行者堂で一人で笑って目が覚めました。亡父が入行を喜んでくれたのでしょう。
2、またこの求聞持行の時は毎朝2時ころに本堂で読経しましたが、時々風もないのに鰐口が鳴りました。これはご本尊様がお喜びになったのか、数々の遍路の霊のなせる仕業なのかは分かりません。
3、以前四国遍路記にも[風もないのに太龍寺の鐘が(露口幸記、松山市、)という一文がありました。
「昭和61年、私は体調が悪く、医者と薬と縁が切れず仕事も出来ない状態でした。
そんな時友人がお四国に誘ってくれました。道中の最初の頃は脂汗がでて引き返そうとしたこともありました。しかしいままでお大師様を拝んできたのだからお大師様がついていてくださるのだと思い直し、一生懸命拝んで周っているうちにすっかり健康になりました。
此の後、車の運転もできるようになったので思い切って一人でお四国に出かけました。車で10,11月と2ヶ月かけてお四国の88所と番外20寺、高野山をお参りさせていただきました。不思議はこのとき21番太龍寺でのことです。境内を通り、本堂で勤行して20メートルもいかないうちにだれもいないのに鐘が鳴り出したのです。誰もいないのにおおきなロープが波打って同じリズムで鐘をついているのです。
じっと見つめていましたが一向に鐘は止みません。そのうち私はハッとしました、私の金剛杖を本堂にわすれていたのです。杖のところに引きかえすと波打っていたロープが止まり何事も無かったかのごとく鐘の音もやんだのです。私は背筋がぞっとするような戦慄を覚えながら再度本堂で合掌したのでした。
お大師様に病気から救っていただき、またこのようなふしぎに出会えるなどなんとありがたいことでしょうか。ことしも2回目の四国をお参りさせていただいています。これからも命ある限りお大師様を拝み続けてまいりたいと思っております。」というものです。

4、私の師僧は高野山の上の成福院「摩尼宝塔」で人気もないのにお盆に鈴がなったことがあるといっていました。

5、私の甥の義父が数年前亡くなったときも、死後すぐに三才の孫が「お爺ちゃんがそこにいる」といって、障子の影を指さしたそうです。

6、以前どこかで聞いた話ですが、老婆と主治医がどちらかが先に死んであの世があることを体験したらお盆にお墓の周りに吊した提灯を揺らせるという約束をしていたところ、その老婆が死んで初盆にその老婆のお墓の提灯が揺れたということです。

7、インターネットには、ある主婦が娘さんと佛壇の前で「ご先祖様が帰ってきていらっしゃるなら証拠を見せてください」というと仏壇の中の燭台がチヤリーンと音を出したとか、毎年お盆の時期には故人の好きだった白い蝶が部屋に来るとかという体験談が出ていました。私も遍路にいくと蝶に纏わりつかれることがよくありますが、ご先祖の霊も一緒に来ているというサインだったのかもしれません。
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