近江商人出の企業は トヨタ、丸紅、伊藤忠、高島屋、日本生命、ワコール等錚々たる日本を代表する企業群ですが、近江商人を形成したのは浄土真宗の深い信仰です。
近江商人の経営哲学として、「三方よし」、とか「利ハ勤ルニ於イテ真ナリ」「陰徳善事」等といわれますがその経営哲学のもとは日常の深い信仰にありました。
近江商人が行商に出かける際には、阿弥陀如来の小さな掛け軸を巻き納めて荷物の上に持っていき、宿ではこの御本尊をお掛けして、朝夕勤行していたといいます。また商売するときには、売り手と買い手との聞に、仏様がおわして、お商売は仏様にさせて頂く、品物は仏様を通じてお客さんに渡り、お代はお客さんから仏様を通じて頂くと考えていた、ということです。((私も小さな会社を預かっているときには川崎大師のおふだを事務所内数か所に貼り毎朝拝んで歩きましたがおかげで大変なご利益を頂きました)
伊藤忠の創業者伊藤忠兵衛なども西本願寺津村別院に従業員と毎朝参拝するとともに蓮如上人を慕う酬徳会を設立したりして深い信仰生活をおくっていました。
現在日本経済が低迷しているのはご先祖様のこういう深い信仰心を忘れて浅はかな拝金主義に走っているからでしょう。。
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