華厳経巻七賢首菩薩第八の二
「・・(菩薩は)一切の衆生を度せんがための故に大光明を放って思議し難し、此の光明を以て群生を救う。
放つところの光明を善現と名ずく。若し衆生有りてこの光に遭はば彼は果報を獲ること量りあることなく、之に因りて無上道を究竟せん。・・
又、光明を放つあり、済度と名ずく、彼の光、一切の衆を覚悟し、當に無上の菩提心をおこして欲海の諸の群生を度脱せしむべし。・・
又、光明を放つあり . . . 本文を読む
一期大要秘密集・・13
第七に、極楽を観念する用心。
獅子三蔵の意の云く、顕教に云ふ極楽とはこれより西方十万億土を過ぎて佛土あるなり。仏とはこれ弥陀、宝蔵比丘の証果なり。密教の云ふ、十方極楽は皆これ一仏の土、一切如来は皆これ一仏の身なり。娑婆に殊んじては更に極楽を観ずることなし。何ぞ必ず十万億土を隔てん。大日を離れて別に弥陀あrず、又何ぞ宝蔵唱覚の弥陀ならんや。密厳浄土は大日の宮位、極楽世界は弥陀 . . . 本文を読む
(貪欲を離るれば五種の自在を称儒することを得る)といったが
「何等をか五となす。一には三業清浄なり。諸根具足するがゆえに。」(三業とは身の行い、口の行い、心の働きの事。・・前の世と、この世に於いて不貪欲戒を持った功徳に依って眼も明らかに色を見、耳も確かに声を聴き、鼻も能く香を嗅ぎ、舌も正しくものを味わい、身も健康にして寒暑を知り、意も善悪正邪を弁明して、六根具足し、自在に活動することを得るから三業 . . . 本文を読む
お彼岸も終わりに近づいています。日本人はお彼岸にはお墓参りをします。これは先祖を敬う日本人としてのアイデンティティーであると柳田國男等が述べています(後述)。
日本人の精神的骨格が溶解してしまって、峻烈な国際環境下でくらげの如く浮遊している今、日本及び日本人のアイデンティティーを先祖供養により再度構築すべき時に来ています。またこの先祖供養は神仏一体で行われてきたものです。
ラフカデオハーン「神 . . . 本文を読む
今日は十斎日で六歳日です。十斎日とは月の一日・八日(六斉日でもあります)・十四日(六斉日でもあります)・十五日(六斉日でもあります)・十八日・二十三日(六斉日でもあります)・二十四・二十八日・二十九日(六斉日でもあります)・三十日(六斉日でもあります)をいいます(根拠は下の地蔵経にあります)。この日に八斎戒(不殺生、 不倫盗、 不淫、. 不妄語、 不飲酒、 不聴歌舞、 不坐広床戒、 非時食戒)を守 . . . 本文を読む