華厳経巻九菩薩十地品第十一「・・この菩薩は十種の法を聞きて、その心堅固にして動転せず。何等をか十と為す。所謂有佛と無佛とを聞くも、仏法の中に於いて退転せず。法あるも法なきも仏法のうちに於いて退転せず。菩薩有るも菩薩無きも仏法の中に於いて退転せず。菩薩の行あるも菩薩の行無きも仏法の中に於いて退転せず。菩薩の行は生死を出も、生死を出でざるも仏法の中に於いて退転せず。過去佛あるも過去佛なきも仏法の中に於 . . . 本文を読む
(先に瞋恚を離るれば八種の喜悦の心の法を得る、といったが)
「何等をか八となす。
一には損悩の心なし。
二には瞋恚の心なし。
三には訴訟の心なし。
四には柔和忍辱の心あり。
五には聖者の慈心を得る。
六には常に利益をなして衆生の心を安んず。
七には身相端現にして衆共に尊敬す。(相貌に気品が出てきて他人が尊敬する)
八には和忍の心をもってのゆえに速やかに梵世(天人の世界)に生ず。
これを八となすなり . . . 本文を読む