お大師様も常に国家の安泰を祈られました。平安時代は平和な時代であったと歴史で習いますが、「八幡愚童記」によるとそれまでもなかなか大変な時代であったことがわかります。蒙古襲来まで11回日本は朝鮮半島からの襲撃を受けているのです。、「八幡愚童記」を引用します。
「・・天に二日無く、地に二王なし。・・この中に新羅・百済・高麗の王臣は貪欲心に飽きたること無く、驕恣身に絶えざるあまり、日本我が朝を討ち取らん . . . 本文を読む
2、聖武天皇と「「成就衆生浄佛国土」・・聖武天皇が国分寺国分尼寺を作ったもとになるお経、金光明最勝王経です。「・・金光明経の流布するところには一切の外敵を摧破する・・」と書いています。
「四天王(持国天、増長天、広目天、多聞天)すなわち座よりたちて・・・仏に白して言さく、『世尊、此の金光明最勝王経の未来世において若し国土ありて城、邑、聚落、山、林、荒野、所至のところにしたがい流布する時、若し彼の . . . 本文を読む
国家危機を救う仏教原理「成就衆生浄佛国土」その1
「成就衆生浄佛国土」とは「摩訶般若波羅蜜經」「大智度論」「注維摩詰經」「摩訶止觀」「金光明最勝王經玄樞」「往生要集」など多くの仏教経典にでてくる言葉です。衆生が成就する(悟る)ことによって佛国土は清められると読めます。衆生の心が向上すればその国土は浄くとなるとでも訳せると思いますが、要は衆生の心と住んでいる国土は切り離せないように一体となっている . . . 本文を読む
金山穆韶猊下は生涯肉食妻帯せず、清僧として行學兼備の生活を送られた終戦時の高野山管長です。哲学者の柳田謙十郎や「無手の法悦」の大石順教尼等が私淑しています。
「国難と弘法大師・・仏教は聖徳太子様によって日本に受け入れられ、太子の十七条憲法の第二条にはあきらかに仏教をもって日本の指導精神とすべきことを宣言せられてある。(「二に曰く、篤く三宝を敬へ。三宝はとは仏(ほとけ)・法(のり)・僧(ほうし)な . . . 本文を読む
韓国軍がレーザー照射しました。朝鮮半島も核を持ったまま統一されることになるかもしれません。想定外などといっては国が護られません。
仏教は無抵抗主義と思われていますが全く違います。
そもそも仏教導入に際しては聖徳太子は物部氏と戦っています。お不動様、四天王などは戦いの仏です。
大蔵経典には「防衛」という語が111か所も出てきます。
例えば大般涅槃経にはお釈迦様の舎利を守るために兵を厳重に配置し防衛守 . . . 本文を読む
慈雲尊者「開会神道」「・・(日本書紀の神代の巻に)於是陰陽始遘合為夫婦(是(ここ)に、陰(め)陽(を)始(はじ)めて遘合(みとのまぐはひ)して夫婦(をうとめ、いもせ)と為(な)る)及至産時、先以淡路洲為胞。意所不快。故名之曰淡路洲。廼生大日本豊秋津洲(及至産(こうむ)時 先以淡路(あはぢ)洲(しま)爲胞(え) 意(みこころ)所不快(よろこぶ) 故(かれ)名之曰(いふ)淡路洲 廼生大日本(おほやまと . . . 本文を読む
八幡愚童訓まとめ
1、 我が国は古代に11回の侵略を半島から受けたが日本人は天神地祇の子孫であるからすべて神仏の力で撃退した
2、 神功皇后の三韓征伐は我が国をこのような度重なる侵略から守る為であり、此の時少人数の軍で遠征したが乾珠、満珠の力で海を満潮にしたり干潮にしたりして敵を溺れさせ降伏させた。新羅国の国王は「以後日本の犬になり年貢を差し出す」と約束した。
3、蒙古襲来はそのころ日本人が澆季に . . . 本文を読む
八幡愚童訓の続・・・それ佛神に悲智の二徳御坐す。悲門には科を宥めて柔和忍辱の衣を覆い、智門には悪を断じ降伏威怒の剣を振ふ。されば釈迦成道の初め、大法の鼓を打ち大法の法螺を吹いて「三千界の衆生は皆悉く参るべし」とありしかば、大自在天ばかりは「世界も中には我より増さるもの覚えず。我をば誰か召すべし。しかるべからず。」とおおいに怒り,ついに仏前に参らねば、世尊不動明王をお使いにして、「大自在天を降伏せよ . . . 本文を読む
八幡愚童訓より「・・思円上人(叡尊)、大願を立てられること有り。『我れ異国の太子と生まれて王位を継ぎ、合戦を止め、自他を安穏ならしめん』となり。今この上人の善行方便は大悲代苦の誓願にも増し、遊戯地獄の慈民に過ぎたり。深重の願望通りてや、異朝の王となり給うらん。彼の上人遷化の後は異賊襲来すること無りけり」。また八幡宮の放生会は敵味方の戦死者供養のため始められました。
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・・御託宣に宝亀四年二月二十五日『神というものは人のいつきいわいまつるに神徳は増すものぞ』とあるを以て如在の典礼を致し、崇敬の信心を成すならば、現当の念願成就円満すべきところに、身は懈怠不法にしてかりそめばかりの法楽、公事の参詣、なじかは神慮にかなうべき。しかるに我が咎をかえりみず利生の遅きと恨み申すぞ愚なる。・・
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