-凸凹帖-

写真 奥野和彦

線路の砂利

2021-02-15 20:04:19 | 写真


待てど暮らせど
人が現れない場合もある。
そりゃそうだよね。

このシリーズで写真展をと
思った事もあるけれど
写真展に魅力があるかどうか、今分からない。
だから初出もブログにしてしまった。
写真展を、言ってくれた人もいるけれど
本当に見せたいのは本。
本なら作りたい。
そう言っていながら
今日はある仕事場で知り合った方が
写真を展示しているグループ展を見に行って来た。
会場でその空気を吸ってみると
悪くは無いのだ。

嫌いだけど簡単に済ませるために
作品という言葉を使う。
次の作品はカラー作品と決めて
絵としてもこんな感じでって決めて
テスト撮影は当時持ってた
RZ67に90mmレンズでしたり
PENTAX67で撮ったりしたが
一番使いたかったプラウベルマキナ67を
最終的に手に入れて、
それからは流れるように撮影が出来た。

その後、使用しているフィルムに
製造中止の噂が立ったり
価格が大きく上がったりするし
現像後、まずはデータにしないと
使い勝手が悪い。
プリントで見たければ
自宅のプリンターでプリントをして
それが下手なラボより
自分の思った通りにはなるので
最初からデジタルカメラで撮るのでも良いのかなと
思う様になった。
いずれまとめる時には
ラボに出してカラープリントお願いしようと
思っても、ちょっとやそっとの製作費では済まない。
そうこうしている内に
マキナ以上に必要な機材とか出て来ると
その下取り対象になってしまう。

ただ、マキナについているニッコール80mmレンズの
写りは素晴らしく
画角もボケ具合も線の太さも自分の好みにちょうど良い。
出来ればデジタルカメラで
同じ様な撮れ方をするレンズが
見つけられればそれでも良い。
と思っていろいろ試して何年経つか。
そもそもやはり中判のレンズの雰囲気を
ライカ判のレンズに求めるのは無理な話か。
そう思うとまたマキナが欲しくなる。