-凸凹帖-

写真 奥野和彦

2010-07-28 21:30:56 | 写真
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土・日は日焼けする事が決まっているので
平日はその火照りを冷ますのでやっとなのに
今日は仕事で船のデッキに乗ったのでまた日に焼けた。
最近、空を撮っているので今日も頭上を通る飛行機を
撮っていたら仕事仲間のCくんが
飛行機好きなんですか?と聞くので、飛行機には
興味もないし、乗るのも好きじゃないと
言ったが、腑に落ちない顔をしているので
「ふふん…実は今こんな事を考えているのさ」
と空写真のコンセプトを聞かせたら、それは面白い、
それは出来上がったら絶対見たいと言ってくれた。
いつも飽きなきゃ出来上がるんだけど、今度はどうだろうね。

ちなみにCくんは名前を空といい、珍しい名字と合わせると
さらに面白い名前になるのだが、人の個人情報を
勝手にここにのせてはいけない。
Cくんが僕の撮った写真を取り込むべく、ノートPCを
開いたら黄色い付箋に汚い鉛筆書きで、宮武外骨と書いて
貼ってある。「なに、宮武外骨がどうしたの?」
と聞いてみたら「あ、知ってるんですか?
ちょっと調べてみようと思いまして。」そんな変な奴なのだ。

この空写真の構想にぴったりな素敵な名前にあやかって
彼を勝手に仲間に入れてやる事にする。とはいっても
何を撮らせる訳でも、手伝ってもらう訳でもない。
たまに私の撮った写真を見て「あ、いいっすねー、
面白いっすねー」とおだててくれれば良いのだ。
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7分間のショータイム

2010-07-13 21:20:36 | 写真
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高校野球における試合前のシートノックは
一つの様式美である。
それだけを見ても十分価値があるぐらい。
球場で高校野球を見るなら、試合時間より少し
前に行って是非それを見てほしい。
少年野球でも、中学生でもプロ野球でも
それはあるが、高校野球が一番見応えがある。
糸を引くように選手から選手へボールが渡り
少しの無駄もない個人と全体の動き。
もちろん、普段の練習量の少ないチームからは
美しいシートノックは見られない。
やってる側も実は一種のパフォーマンスと意識している
部分もあり、試合に向かってその高揚感は
高まってゆく。
野手一人一人がホームそばまで上がって整列し
大抵の場合、シートノックの最後は
高ーいキャッチャーフライで終わる。
監督も腕の見せ所。真上にフライを打ち上げるのは
なかなか難しいもので、それを一発で決め、
ナイター照明よりも高く上がったフライを
野手全員が大声でハッパをかける中
キャッチャーがいい音を立ててミットに収める。

お侍がカチッと刀を鞘に収めるように。
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おちょこ傘

2010-07-12 21:39:04 | 写真
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台風のような一日なり。
水槽の水を換え、事務的な雑用をし、
テレビ埼玉の高校野球中継をつけっ放しながら
夕方まで、本棚の写真集を片っ端から
出して順番に眺めて行く。
今さら、カラープリントがしたいと考える。
その時点で「終わってるよなぁ」





箱庭

2010-07-11 21:51:43 | 写真
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丘の上の小さな校庭の、でも木陰があって
とても気持ちのいい、とても可愛らしいグラウンドで
接戦を繰り広げる。
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小さい子が一生懸命ボールを掴んで握って投げ、
大きい子達は外野に引かれたフェンスの上を大きく
超えるホームランを何本もかっ飛ばす。
大きなケヤキの上には、アゲハチョウが高く飛び交い
先週から鳴き始めたニイニイゼミが勢いを増し
その大きな木に囲まれるようにある中で
子供たちの声がこだましている。
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極意

2010-07-09 22:03:27 | 写真
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滅多に買わない「本」を買った。
野球解説者、豊田泰光さんの本。

普段、こう見えても私の頭は写真の事や
その営業についての事で、ほぼ占められていて
そんなに釣りや野球の事ばかり思っても居られない。
野球の事で、突き詰めきれていないこと、
言葉に置き換えて確認しきれていない事、
それが文章になっており、当然ながら若僧には
考え及んでいない所まで明晰に述べられていたので
謹んで購入して来た。 単に野球論ではない本である。

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最近、気にしている事だが、
少年野球なんて怒ってナンボであると口では言うが
怒り方、叱り方を間違えると大きな心の傷を付けかねない。
チームの勝ち負けは、子供たちの得たものであって
大人が自分たちの業績にして、ひけらかしたりするものではない。
ましてや、負けて気分が悪い時ばかり
選手のせいにするのは見ていてみっともない。
また、チームは子供たちが主体のものであって
大人(親)たちが活躍するものでも、競う所でもない。
ウチにそんな監督、コーチはいないが、常に
自戒をして、簡単に言えばあんまりのめり込まない事だ。
あんたが言うか? と言われそうだが
子供と野球に向けては熱くなるけれど、常に自分たちが
どうあるのか、どの辺にいるのか客観出来るように
あるべきだ。

そして、かつてのことはかつてのこと。
今より先をどうして行くのか、それが一番。

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みんな、中学生らしくなったものだ。
他にも名選手がいるのだが
新しく仲間になった子たちも写っているのて
まだ、勝手に写真を使わせてもらうのは遠慮しよう。
まあ、徐々にね。

そういえば、この日の練習試合の相手は
南中で、昨年ちょうど今の時期に準決勝で負けた
チームの子たちが結構居た。
懐かしい、あの4番バッターが相変わらず
大きな身体で大きな高~いレフトフライを打ち上げた。
そんな物を見て、涙が出そうになった。
ね、K-RKちゃん。 挨拶してくれた。
覚えてくれてるんだねぇ。

これが、「まぐれ」ではなく「極意」かも知れない。


初蝉ニイニイ

2010-07-08 21:35:16 | 写真
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なにベリーだ?
夏が来て
最初に鳴く蝉はニイニイゼミだ。
今年始めて聞いた。
カナブンもご覧の通り活動中。
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白茄子はいまいちだった。揚げナスにしてみたが
ナスの香りが無い。焼いても一緒だったろう。
次は何を撮ろうかな。




白茄子

2010-07-01 20:51:47 | 写真
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地元で穫れた野菜を売っているお店。
白い茄子が珍しかったので買って来て焼いて
食べようと思う。とろみがあって焼きナスが
うまいと書いてある。書いたのは作った農家の人。
なぜならレジに持って行った時も店員さんが
珍しがっていた。あら、作ってるとは聞いたけど
並んでたのね。ほら、見て。 隣のレジの店員に声を
かける。あら、ホント、いくつもなかったと思うよ。
お客さん、食べてみて是非、感想聞かせて下さいね。

けっこう責任を感じている。