-凸凹帖-

写真 奥野和彦

年末

2008-12-25 18:39:35 | 写真
081225一日家にいて、一応 年末らしい事 をしている。事務整理、仕事机も少し片付けた。サンタクロースが来て、子供たちが浮かれているので、うるさくてかなわない。飯島愛さんが亡くなって、嫌でも春先の弟の事を思い出す。あの時、どうにか連絡さえとっておけば、とテレビの中の人たちも言っている。自分の年賀状に使うための写真を、ストレージボックスの中から探しだす。ついでに眺めてるうちに、時間を忘れて300枚ぐらい見ただろうか。良かった。



冬の光

2008-12-15 18:55:02 | 写真
081215天気よかったので、水槽の水換え、&ひなたぼっこ。気分転換にと、夕方息子と本屋2件はしご。長年同じ物を使ってきた手帳を、来年変えようと思って1冊買ってあるが、いまいち気に入らない。違う物を買おうかと開いてみるが、やはり、今ひとつ。いいのないかなぁ。
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釣りに行けない日

2008-12-12 23:41:11 | 写真
081212a午前中、床屋。主が山登りをする人なので、今日は道具論で盛り上がる。使っている時間は勿論、手入れをする時間がまた楽しい、これは男の子にしかわからないよね、等々。

何かの事情があって野外へ出られない人、
海外へいけない人、
鳥獣虫魚の話の好きな人、
人間や議論に絶望した人、
雨の日の釣り師……
すべて
書斎にいるときの私に
似た人たちのために。 ~開高健「オーパ!」より

今日の私はグズグズとコタツに寝転がり、パソコンデスクの横の壁にぶら下げたいくつかのルアーに目をやり、おととい釣り上げた何匹かのヤマメが水を割って手元に飛び込んで来る様を思い出したり、来年釣れてってやると約束した子供たちのルアーと、リールと、竿の組み合わせと、そして護岸に並んでいる子供たちの姿を思い浮かべたり、その情景は美しく、でもそういう事とは反対方向のいろいろな問題も相対して沈殿していて、純粋と混沌が渦巻いてはほどけて、あふれる。
また、こうしている時こそ何か答え(Keyですね。)が浮かんでくることもあるのだけれど。
夕方出て、夜、仕事。金曜日の晩、クリスマスのライトアップをされた六本木は人が多い。おとといのヤマメたちが石の裏で眠っている川はあの東京タワーの向こうの方角か。ここで並んで同じ風景を眺めている人の中にヤマメの事を考えてる人はいないだろうね。
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電柱邪魔で苦々し

2008-12-10 19:24:07 | 写真
081210電車をやめて、車にした。一日走って200キロ。地図を開いて、ここにしようか、という駅をナビの目的地にして走るだけ。たどりついた駅の裏手に日本苦土工業(株)さんです。社長、喰ったんすか?ほんとに苦そうな字面ですな。苦土。この町は石灰の産地なので町の中が白っぽい。さて、どこの町だかわかりますか?
このあと、駅を3つ選んで、次から次へとはしご。なぜ駅なのかと言うと、誰かしら人がいるだろうと思うからです。暮らしがなんとなく見られるだろうと思うからです。単純に田舎や田んぼが好きなのではなく、そこで人が暮らしているというのを見たいんでしょうね。バス停や郵便局や学校も気になります。
081210b写真撮りに降りた川原でおしっこもしたりして、ウグイ釣ろうと思ってちょっとやったらヤマメ釣れちゃったよ。禁漁時期ですからもちろんすぐ放しましたが、1匹や2匹じゃないんだよね。(苦笑)崖の上では猿がギャーギャーいってるし。
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http://www.sonypicturespublicity.com/gallery.php?movie=quantumofsolace&gid=214
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デッドヒート

2008-12-09 20:39:50 | 写真
081209校内マラソン大会。第1レースが5年生。最後が2年生とあって結局全学年見るハメに。どの学年にも野球の子がいるから面白い。仕事ヒマなのでやろうと思っている事があるけれど、なんとなくずるずると何もしない日々。その上、冷たく雨も降り出して。都内に用事が1、2件あり、でも雨が止んだらカメラを持って出かけたくもあり、明日は上り電車に乗るか、下りに乗るか。
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ゆず、かき

2008-12-06 20:43:43 | 写真
081206土曜日なれど仕事。野球にも間に合わず、釣具屋2件はしご。物を作る仕事はすごいなあ、と思う。さしあたり今は釣り道具まわりに関心が向く。ダイワやがまかつが作ってるのとは訳が違う、個人が小ロットを練りにねって作り上げる。リールにせよ、竿にせよ、ルアーにせよ。楽器にもグローブにも似たような事があるけれど、カメラにはそうでもないのかな。デジタルだし。買ってから使っている人によってクセがつくことはあるけれど。作り手のクセまで盛り込んで売り物にしているっていいなぁ。クセって言っても、つまりは「深い考え方」なんだけどね。自分には何が作れるんだろうか。これからまだまだどんな物に出会えるんだろうか。マツモトさんのルアーが出来たらまた買ってしまうだろうか。



オトモダチ、タカラモノ

2008-12-03 19:35:44 | 写真
081203a午前中用事を済ませ、秘密の場所へ。秘密なのに、先におじさんが一人いた。反対側でやらせてもらっていいですか?どうぞ、どうぞ。おじさんはヘラブナを釣りたいらしく、大きな釣り針に大きな練り餌を付けていた。アタリはあるが、つついているのはクチボソでおじさんは苦笑い。
081203bこの狭い用水路にどんな魚が棲んでるか、おじさんと話し込む。マブナ、ヘラブナ、鯉、クチボソ(モツゴ)、タナゴ、ワカサギ、メダカ、オイカワ、メダカ。一昨年、ブルーギルを見かけたので、これらは滅ぼされるかと思ったけれど、その後も釣れ続けているので一安心というような話。夏は田んぼに水を引くからもっと水が流れているのだが、田んぼが終わると、水が流れなくなるので、この一角に魚が集まって冬を越すという冬の釣りにはもってこいの場所なのだ。3時を過ぎたら釣れ始める。おじさんも知っていたけど膝の具合がどうも良く無いとかいい、さすりながら帰って行った。おじさんが去った後、釣れ始める。足下で枯れ草がガサガサいうのでウシガエルかと思ったら枯れ草の下からカメが出て来て、ゆっくり時間をかけて、水に入り、エサを探し始めた。まだ冬眠はしてないんだねぇ。
081203bb道路に面しているので、散歩のおばちゃん、犬連れの人、ウォーキングのおじさん、ギャラリーは次々と現れる。変わった仕掛けだね、何を釣るの?その度にきちんと答える。人がいなければひどく淋しい田舎道でもあり、不審者に注意の大きな看板もあり、こうしてこいつが何者であるかを確認しているようでもある。そしてそれは必要な事だとも思う。だからしっかり、笑顔で答える。写真を撮ったところで2時間。8匹の釣果。この後30分釣って4匹ぐらい追加。最後に連れたのは24センチある立派な奴だった。冬のマブナはエサをくわえても動きまわる事をせず、その場でモグモグ喰うからアタリもモゴモゴ小さい。居食いという。それをゆっくり口に入るまで待って、ここか?というところで合わせる。師走のフナ釣りとしては上出来だ。柿の種ぐらいのサイズを選んで釣るのも面白いが、今日の5~6センチの引きもコロコロしていて楽しい。一番小さいのを2匹だけ持って帰り、水槽に入れる事にする。知ったかぶりの自己満足な文章だが、これが小さい頃から叔父に教わって来たマブナ釣りのうちの冬の章で、オレの持ってる宝物のうちのひとつなのだ。
081203cこれは写真用に少しの間だけ、魚が寝るぐらいまで水を出して撮っているのです。干からびて死んでいるわけではありません。昨日書いた、うちの大きくなりすぎたドジョウは無事放しました。



冬の川

2008-12-02 22:55:39 | 写真
Dscn2362明日からの仕事がキャンセルになって今週はなにもない。大変といえば大変。でも、ないものはない。多分、生まれて初めて「つり人」という雑誌を買った。亡くなった叔父の本棚にあった本だが、ストックしてあるのは「マブナ」の特集の号が主で、遊びにいっては勝手にその本を引っ張りだしては眺めていた。今、お店に出ている1月号が小ブナつりの特集なので、思わず買った。おとといはいつもの二人でルアーを引いたが僕にはさすがにもうアタリもなくて、シーズンも終わりかな、と思う。これから春まではまた、フナ釣りのシーズンにしよう。さしあたり、今週はヒマなので例の写真撮りに出かけるか(それとて川なのだ)、小ブナつりに出かけるか、まあ、ちょっと所用もあるけれど。今、うちの水槽に入っているのはヤリタナゴ2匹、タイリクバラタナゴ3匹、ドジョウ2匹。ドジョウは大きくなりすぎてるので、今度逃がそう。柿の種のようなかわいい小ブナが釣れたらその分、連れて来ようか。この間、おじさんとおばさんがいた所へ行ってみようか。