-凸凹帖-

写真 奥野和彦

4月の空

2024-04-17 16:53:44 | NEXT


相変わらず待っていても人は現れず。
何度もやって来たのはカモだった。

本日仕事の撮影業は無く
朝のうち晴れて、夕方は雷雨になったりすると言うので
午前中に自分の好きな場所に写真を撮りに。
ブログが緑色に染まっているが
春だから仕方ない。
目が緑を吸収したがっている。
でも、モノクロも撮っている。
2本撮了。

昼に家に戻って
午前中に来ていたメールの返信をして
3時を過ぎて雲は出てきたが
まだ晴れている。
フイルム2本現像。
この所、週に2日は現像作業をしている。
今日も夏日だったか?
ベランダ窓開けっ放し。

昨日、仕事現場近くの本屋で
村上春樹さんと安西水丸さんとの
共著の絵本を見かけた。
水丸さんの絵は
こんな、夏にはなっていないのに
夏みたいな空気の日に見たくなる。
他の本を買ってしまって忘れたが
それも買って来ればよかったな。



帰り道

2024-04-16 22:40:10 | 釣り


家に帰って魚を捌くのだが
この時に魚が食っているものが分かる。

川虫とりの時に、結構網に入ってくる虫で
孫太郎虫というのがいる。
私はこれがあまり好きではない。
だから写真も撮らないので興味のある方は検索して下さい。
他の川虫よりだいぶ大きく、その分顎も大きく
噛み付くのである。
今回の餌採り中もこいつは入って来るのだけれど
かつてあまり釣れたことが無い。
噛み付くので、すぐ川に戻してしまった。

でも帰って捌いた魚の胃からこれが出てきて
流れてくる虫が少なくて
孫太郎虫が流れてくるのなら、食うのだな。
であれば、今度そういう状況があったなら
無いよりはマシで使ってみようと。

午後も遅くなってくると疲れが出て来て
ついうっかり腰のベルトに刺してあった手網に
肘を置いてしまい、天然木の枠に亀裂が入ってしまった。
郡上で昔に買った物なので大事に使っている。
帰ったら、補修をしよう。
川の遡上、岩の伝い歩き、車道から川への登り降り、
釣りをしている時には感じないが
筋肉にはちゃんと疲れが来ている。
帰り道、高速道路を使うかどうか考えて
急ぐ理由もないし、ケチって下道で帰る。
高速道路を使うより40分ほど余分にかかるが
もうすぐ家に着く、所でちょっとだけ渋滞があり
ここで右足のふくらはぎから足の付け根まで
ぐーっと攣り始めて悶絶する。
一旦車を停めて足を伸ばそうかと思っても、
渋滞の2車線の内側に居てそれも出来ない。
這々の体で家にたどり着く。
おっさんは無理せず、高速道路も利用した方が良い。

黒い虫

2024-04-15 17:20:37 | NEXT


この日飛んでいたカゲロウは右側のやつで
多分これの幼生、水の中にいる状態が左のである。
どちらも餌箱の中に残っていた。

これだけ川面を飛んでいるのだから
幼虫がいるだろうと探してみても採ることが出来ない。
流されながら脱皮をして
水面から飛び立つはずなのだが、その過程のものも見つけられない。
その時に魚に食われてしまうのもいるし
成虫になって無事飛び立っても
産卵はまた水面にするのでそこでも食われる。

薄い翅が広がっただけで
胴体はほぼ水の中にいる状態と変わらない
と言うことは飛んでるやつを捕まえて
それを針に付けて流せば良いのか。
水中で見つけることが出来ないが
飛んでいるのを餌採り用の小網で捕まえるのは簡単で
すぐに20匹ほど餌箱の水苔の中に収まった。
針につけて流してみたらやっぱりちゃんと食うじゃないか。
飛んでいる時はそれを捕まえるのも良いかもしれないな。

でも、いかんせん魚が小さくリリースばかり。
まだ4月だし、これから虫も育って、それを魚が食って
ひと月、ふた月後に大きくなるのだろう。
だからチビはみんな放すぞ。

この黒いカゲロウに似た黒い色の毛鉤で
何匹か釣った。でも白いやつでも釣れた。
本物の大きさを考えると、
もっと小さい毛鉤で良さそうだ。


カゲロウ

2024-04-14 19:14:55 | 釣り


川虫で釣れる事が基本ではあるが
現場に行くと川虫の羽化が起きていて
川の上をたくさんのカゲロウが飛んでいて
これを魚がジャンプして食っている時がある。
この時は、毛鉤の方が釣れたりする。

今回、川虫が採れなくて
入漁券を買いに寄った地元のお店で店主に
川虫が採れなかった件を訴えると
直近で2回ほど強く雨が降って結構水が出たと。
そうすると川虫が流れていなくなってしまうという事だった。
今回も若干水は多めでそれはそれで良しと思っていたのだが
仕方なく入漁券と一緒にブドウ虫も買っておく。
ミミズはお店に置いている間に傷んでしまうのだそうで
ここのお店には以前から置いていない。
そして、ミミズもブドウ虫も
その川で採った川虫たちに比べると
あまり釣れないのをよく知っている。

ブドウ虫よりはまだミミズの方が釣れる気がして
思い当たる場所をシャベルで掘り返してみたのだが
大水が出た後はミミズもいない。
道路っ端の落ち葉と土が堆積してる所から
よくアスファルトにミミズが這い出して来ている。
そこにもいない。

水が多めで釣れそうと思った通り
なんとか採った川虫餌ですぐに5匹ほど釣ったが
サイズが小さいのでリリースばかり。
これではすぐに餌がなくなってしまうね、と
ブドウ虫を使ってみるが、ほらやっぱり。
途端に食わなくなるし、かかったと思うとウグイで、
ヤマメよりもサイズが大きかったりして。

水面で魚がヒレを打つようになって
カゲロウが飛び始めたことに気がついた。
エサの節約のためにここは毛鉤か。
飛んでいるカゲロウは黒い色をしているので
黒い毛鉤をつけて投げてみると
おー、釣れる。

4月13日

2024-04-13 19:39:12 | 釣り


今日の朝ごはん。
息子にはもう少し大きいのが2匹。
昨日の釣りの続きを書く前に
釣り翌日の片付けの話を書く。

昨夜のうちに魚の下拵えはして
朝は塩をふって焼くだけだ。
美味しく頂いたら、まずはウェーダーをベランダに干す。


水洗いは川を上る時にして来てしまえば
家の風呂場を汚さすに済む。
あとは、小物、餌箱やらタモやらを水洗いして
竿も継ぎを外して乾燥させる。

トンきちのゲージが竿を干すのに丁度良い。
網であるし、風通りよく竿の内側まで乾燥してくれる。
カメのトンちゃんは相変わらずお元気で
かあさんからは「かめお」と呼ばれ
最近はトンきちというニックネームでも呼ばれる。
トンちゃんは女の子であって「お」も「吉」も男の名前じゃないか
と思われがちだが芸能界に「菜々緒」さんがいたり
芸者さんには「〇〇吉」と言う源氏名の人もいて
それはそれで良いのである。


餌箱には園芸用の水苔を濡らして入れて使う。
私は採りやすいクロカワムシを使う事が多いので
クロカワにはこれが良いのだが
他の川虫にはおが屑が良くもある。
でも、昨日はそのクロカワムシが採れなかったので
ここに採れた虫を入れて、それで普通に生きていた。
水苔は洗って干してまた餌箱に入れておく。
昨日はほとんど曇り空。釣りには曇っているか小雨ぐらいが丁度良く
片付けの日は晴れが良い。


昨日一番採れたのがこの虫で
釣り人からはピンチョロ虫と呼ばれる。
採れさえすれば、これが一番釣れて使いやすくもあるのだが
自分の行く川では大量に見つけることが出来ず
どうしてもクロカワムシ中心になってしまう。

尾が二股に分かれていてフタオカゲロウというのの幼生である。
(かと思ったが後で調べたらちょっとよくわからない)
体長25mmほど。
成虫は透明な翅が生えてハタハタと川の上を飛び交うが
胴体自体は概ねこのままの姿と変わらない。
釣り場では焦ってちゃんと箱の中を見ないものだから
もう採った餌は無くなったと思い込んで、買ったブドウ虫を仕方なく使ったが
こうして片付けを始めたら
生きているのが4匹、死んでいるけど餌として十分使えそうなのが5匹ぐらい入っていて
これをちゃんと使っていたら、あと5匹は釣り上げられたに違いない。

明日はまた釣りの続きに戻る。
一体誰に向けて書いているのやら。
まあ、昨日の冒頭に書いた通り「忘備録」と言うことで。

新緑

2024-04-12 22:37:36 | 釣り


今シーズン初の渓流釣りへ
死ぬか、書けなくなるまで続けるブログであるので
少しずつ出来なくなったり、減ったりする事を
記していこうと思ってもいる。
と言っても、もうおじいさんになってる訳ではなく
まだ普通に不自由な事なく生活できている、が。

さて2024年の4月の釣りは
まず、いつもの場所でいつものように餌にする川虫を
採ろうと思ったら、ほとんどいない。
寒かったから虫の沸きが悪いのか。
少しだけ採れたやつを大事に餌箱にストックして
家の近くの釣具屋でミミズを買っておけば良かったと思った。
40代ではブラックバスを自分の作ったルアーで釣ることに熱中し
50代になってまた渓流釣りが始まったのだけれど
今度はシンプルに餌釣りに戻って20代の頃に勉強した
郡上の職漁師さんのような釣りをして
いずれ来る渓流釣り卒業を迎えようと決めたのである。

夜明けに釣り場に着いて辺りの風景に目もくれず
竿を振っても全然釣れなかった昔に比べて
いつも通り起きて、朝ごはんも食べて
道中で餌も採って10時ぐらいからやおら竿を出す、ぐらいになった
今の方が確実に釣って帰って来るのである。