-凸凹帖-

写真 奥野和彦

無題

2019-12-28 23:40:37 | 写真


触らなければ
そこに澄んである水を

わざわざ触ってかき混ぜて
「濁った。 どうにかしてよ」と。

さびしいのか
自分ではわからないのか
あまり巻き込まれたくは無いね。







ご飯

2019-12-23 23:15:38 | 写真


とても良く
難しく、勉強になる1年であった。

私を悩ませたいくつかの課題は
また少し自分を強くしたかとは思いたい。

それが、本当の喜びなのか
本当の楽しみなのか
他の人はどうなのか知らないが

気持ちと気持ちがどうなるか
心と心がどうなるか



定食

2019-12-09 23:30:48 | 写真


昼、来年の撮影現場の下見。
遅い昼食を食べて
また、コーヒーでつないで
夕方から仕事。
また新宿。
ACB会館はライブハウスでは無くなった。
ミラノ座は無くなった。
コマ劇場では無くなったTOHOシネマズで
仕事をして帰って来る。




冬の斜光

2019-12-06 23:24:05 | 写真


汚いと思うか
ガサガサしていると思うか
刺々しいと思うか
寂しんじゃねえの?と思うか
なんとも思わないか
もしかしたら
カッコいいのかもと思うか
いや、どこかやさしいのかと思うか
全然、気のせいだと思い直すか。

コピーでも乗っけてみるか
まさかの、 それは無いよなあ。



しかも、俺の見せたいところが
文字で隠れてしまってダメである。
どうしてどうして
画面のどこをとっても
こんな文字の入る隙はない。
隅から隅まで
私の緻密な画面構成で寸分狂いなく
満たされていることが分かった。
自転車の後ろカゴにかけてある
ビニールカバーのドットが
ハイライトの中にもかすれるようでかすれずに残っている辺りが
白黒写真の妙である。

別のコピーを載せてみるか


ここだと見せたいところに被ってしまう
ということは無さそうである。
部屋とYシャツと私 的なのはどうか。


よくこんな字体が入ってるものだ。
ちょっと今のアニメとかコミック的な感じ?
へっ。



国道

2019-12-04 21:38:55 | 写真


朝10時に新宿西口のロータリーでタクシーの列に並ぶ。
昨日から引き続き、片岡義男の
「彼のオートバイ、彼女の島」で主人公がミーヨを
カワサキのW3で迎えに来た場所だ。
高校時代にそれを読んだが

当時から友人のバンドのライブを撮りに新宿に来ていた事
写真の道に入ったのでヨドバシカメラへの通り道だった事で
よく見知っている。

タバコを吸う人がいなくなった。吸えなくなった。
ホームレスがいなくなった。
出店、新聞だとかキヨスクで売ってるような物を
売っている出店があった気がするが、それも無くなった。
車が昔はもっと多くて
今より性能が悪かったからもっと騒々しかった。
排気ガスも地下のロータリーに淀んで空気が悪かった。

今は、皆大人しくイヤホンをし、多くの人がマスクをし
スマホを見ながら歩いて、
自由でやりたいように生きているように見えて
みんな同じ事をしている。
「何にもしちゃいけねえのかよ、個性があっちゃいけねえのかよ」