-凸凹帖-

写真 奥野和彦

全体と部分

2017-04-20 23:24:33 | 写真


今日も日中、長時間空くパターンの日だけど
まあ、小さいカメラ持って歩いていればすぐに時間は過ぎるだろうと
景気付けに最寄りのバス停からウォーミングアップを開始。
よく子供達に「アップを始めて。」という時のアップは
このウォーミングアップの事だぞ。



なんでウォーミングアップなのか。
中年男がバス停の周りでカメラを出してゴソゴソしてるのは
あまり気味良く見えるものではないだろう。
が、今日も一日仕事をするとなると
こんな事でもあながち、馬鹿に出来ない。



直接、結びついていると思うか思わないかは別として
こんなパーツパーツをとりあえず切り取る練習をしてみよう。



さあ、どうかな?



これ撮ったらもう済んだような
気がしてきた。



今日もまた六本木。同じシネコンで違う映画の宣伝を2件する。
朝、練習してきたことをここで仕事に置き換える。
誤解を恐れずに言えば、ビールケースやガードレール同様に
かっちりと、一瞬で、勝負を付けようって事ですね。
こちらをご覧いただいて。
http://www.cinemacafe.net/article/img/2017/04/20/48810/278358.html

で、また夕方まで空き時間になるわけで
今日こそは駒込とか巣鴨とかあっちを撮りに行こうと思って
六本木ヒルズのコインロッカーにバッグも突っ込んで
恵比寿から山手線に乗ったら、渋谷で電車が止まった。
鶯谷で人身事故。気もそげて
写真も撮らずに六本木まで戻って
TSUTAYAでまた本眺めて、劇場に戻る。
気を取り直して、仕事に取り組み、写真は無事に配信されるも
また逮捕されてしまう。

https://news.walkerplus.com/article/107176/image593148.html


MUJI

2017-04-19 22:50:56 | 写真


午後から有楽町。
もう冬の上着も着られないし
ちょうどいいのがないので
なんか買おうかと思って無印良品へ。
でもすぐにシャツ1枚で平気な季節になるし
まあ今日はいいかと思いながら

おっとここにも外国人向けの日本紹介本が並んでる。
なんで皆こうなんだろうね。
いや、こうじゃないと売れないんだろね。
これが一番分かり易いんだろね。

ブツブツ言ってるだけじゃねぇ…。

夜9時の駅前の寒いこと。
この時だけ羽織るものが欲しいんだよね。


lotus roots pond. They use plastic boat

2017-04-18 23:17:12 | 写真


前にも書いたが
外国人向けに日本の風景や建物、道具などの写真集が売られている。
綺麗で日本の代表的な景観や建物やデザインが紹介されていて
お土産にちょうどいいだろう。
日本人なのに見ていて日本はいいなと思う。

誰だったか忘れたけれど
来日常連の外国俳優の雑誌インタビューに同席した時に
日本のどこに行ってみたいかというようなことを聞かれて
彼が答えたのは
「京都にも広島にも北海道にも他にも行った。それは美しかった。
庭園、建物、食べ物、This is Japan!夢のような美しさ。
でも、新幹線で旅をした時に
車窓から外を見ていると、決して有名ではないのだろう場所の
田んぼやら畑やら人の生活している姿が同じように美しく
This is Japanがヒューン、ヒューンと流れて行った。
なんだ!道中全部が美しいじゃないか!
新幹線、早すぎるぞ。全部手からこぼれ落ちてしまう。

だから今度は
出来る事ならそんな所を訪ねて見たい。
自分の事を映画俳優だなんて知らない
あのおじさんやおばさんと、あの緑の田んぼの中で話をしてみたい。」

この話を聞いていて、考えが同じだと思った。
手からこぼれ落ちるなんて写真家の表現だ。
この人が言っているような部分の日本をきめ細かく撮って
残りの命ある間の作業にしたい。

新宿

2017-04-18 21:25:08 | 写真


朝、飯田橋
夕方から新宿

また日中時間が空いて
市ヶ谷の釣り堀で釣りでもしてやろうかと
思ったけれど味気ないのでやめて
結局、新宿界隈うろうろ。
何につけ、このカートのカメラバッグが重荷になって
行動範囲が狭くなる。
前のが壊れて直せなくなったので買い換えたが
数万円もする割には持ちが悪い。
痛むのが早いからなるべく転がしたくない、という本末転倒さ。
日本のカメラマンが仕事で使う機材の重量を考えているのだろうか。
一番最初に痛むのがカートの命、タイヤの部分。
次に取っ手。本体はこの程度でいいから
タイヤはもっと振動を吸収し、
電車や階段の乗り降りで持ち上げるわけだから
そこを丈夫にしてほしい。
カメラマンは常に車でスマートに動いてる訳じゃない。
時間に追われる仕事人ほど公共交通機関も使うのだ。
俺は単純に経費節減だけど。
1日の間にこんなに時間が空いちゃ
駐車代もバカにならないしね。

結局、紀伊国屋書店に一番長くいて
外国人向けのコーナーに行く。