-凸凹帖-

写真 奥野和彦

よそ者

2020-06-25 19:58:59 | 写真


小さい、可愛らしい橋が
この家のためにだけあるのかというような
田んぼの中の一軒家の前にある。
うらやましい。

この橋を渡って学校へ行く。
この橋を渡って家に入る。
写っている電柱に小さな電灯がついてただろうか。
夜になったらしょんぼり灯って足元を照らすだろうか。

でも、羨ましがるのは何も知らないよそ者で
夜は怖いし、
雨が続けば、川が溢れる心配もあるかも知れない。


エレベーター

2020-06-23 23:36:56 | 写真


2ヶ月半ぶりぐらいに仕事。
皆、集まれるのが嬉しかった。
感染対策を万全にしないと
すぐに何か言われるので
そこが皆大変で、普段以上に
することが多く、気も使う。
それをスマートに動揺なく導かなければならなくて
落ち着いて整然と動く。
イベントに登壇した11人の若い男の子たちも嬉しそうで
無事に仕事は終わった。

そうなれば、みんながまた嬉しくて
お先に失礼する私をなぜか
たくさんの方がエレベーターホールまで見送ってくれて
ドアが閉まりきるまで笑顔で手を振ってくれて
こちらも沢山笑って手を振って
その光景が目に焼き付いた。

清琥?

2020-06-22 18:41:54 | 写真


で、大変勿体ぶったが
1年ほどヤフオクでチェックを続けて
とうとうこの「清◯」が出ているのを
見つけて手に入れた。

だから写真に撮れている。
似たような中古の渓流竿5本セットでのオークション。

有名メーカーで無い竿の場合
1本出したのでは目立たず、買い手も付かず、で
じゃ、まとめて出して、ってことも多い。

そういう出品もチェックしていた所、その中に混じっていた。
3、4回ほど値段が上がったが
3千円台で終わった。
では、チャチい雑な品物かと言ったらそうでは無い。
肉厚カーボン、握りの部分には滑らぬよう糸と籐が巻いてある。
1980年代の製品はこうであった。
以降の何とかグリップと称した
ざらざら加工しただけのグリップより手が混んでいる。
一緒に届いた他の竿も同様の良い製品である。

実物を手にしてみるとロゴマークの下に
かすれてOKUDA或いはTOKUDAと入っていた。
ロゴマークはTの字の図案化か。
TOKUDAと言うメーカーはオークションの中にも
時々出てくるので、そこから調べてみたら
徳田釣竿製作所というのが兵庫県にあったようで
そこでは無いかと思われるが、「清◯」が結びつく記事は無かった。

今朝、EIZOUくんはまた書き込みをしてくれて
琥珀の琥、では無いかと。
で、「清琥」でググってみたが竿としての答えは見付からなかったと。
その後、みってぃさんも「琥」じゃない?
と書き込みをくれた。

そして「清琥」の確率がかなり高いと思うに至る。
なぜなら、当時のダイワのハイエンド渓流竿に
「琥珀」という人気シリーズがあったから。
うん、そうか、とここで捜索を終わりにしたい。

今も、一流メーカーのもっと軽くて強い竿が
日々進化して全国的に売り出されるけれど
そこまでを求めない、でもオーソドックスで
質実剛健な竿は中小のメーカーで作られて
お店の棚の中段より下には並んでいる。
その中で、より良い道具を見つけ出すのも
趣味としては面白い。


ロマン

2020-06-21 23:20:33 | 写真


EIZOUくん、一緒に考えてくれてありがとう。
釣り好きの叔父のそばで
沢山釣り道具を見て育ったので
その時期の釣り道具なら
どんなメーカーのどんな物で、どの程度の値段で
と言うのは知っている方だと思う。

ダイワ、シマノ、オリムピックなど有名メーカーが
デザインするものはCMや広告も含めて
カッコ良いのだが
そこまでお小遣いが無い
釣り好きのお父さんにだとか
多少地味ではあっても
中身としては同等の、いや竿の調子なんかは
パクっちゃったようなものさえ売られていた。
それが得意なメーカーもあった。

昨年、この本の「清◯」の写真を久しぶりに見て
これをネットオークションで探すことは出来るだろうかと考えた。
◯の漢字が読み取れないので
いろいろ充てて入力してみるけれど出て来ない。
出品されたとして、元の値段的にそう高価になる事はないだろうが
もし、自分と同じ理由で探している人がいるとしたら
競ったりするのか?

メーカーが分からないので
Googleで探すことも出来ないし
ロゴマークはあるが
これは私の記憶に無い。



考えたり調べたりして総合的に見て
著者が郡上付近の釣具屋で購入したのでは無いか
とすると、その地域のローカルなメーカーの
物である可能性がある。
その地域で消費され、無くなって行けば
自分が手にする事はないかも知れない。

また、調べていて興味深かったのは
「奥飛騨」と言うカーボンロッドである。
これはオークションにもよく出ているが
少なくとも、関東の釣具屋で置かれているのを
見たことは無く、郡上の釣具屋には
昨年行った時にも普通に置いてあった。
製造期によって、なのか
「奥飛騨調子」とか書いてある物もあって
この竿には非常に地域性を感じる。
清◯と関連が無いだろうか。
郡上から峠を超えたら飛騨高山である。
使ったことは無いけれど、張りの強い
魚を引き抜くタイプの竿の感じがする。
そして、なんの事は無く
ちょっとずつデザインや一節の長さが違うだけで
OEMで中身は同じ工場が作ってたりもするのだ。

同時に、◯ックルベリーの中古延べ竿コーナーに
ガサッと放り込まれていないか行った時にはチェックもした。

ほぼ30年前、この本が編集された時に
後にこんな世の中になってこんな読み方をされるとは
誰も思いようが無かっただろう。

清…

2020-06-20 20:41:59 | 写真


さて、この竿の銘を何と読むか。
崩してあって分からなくて
これは、私の30年来の問題である。



郡上の渓流釣りについて纏められた本の中でも
この本は殊更私のバイブルであって、
著者の菱田與一さんはもうお亡くなりになっているそうだが
ここに1枚写真を転載することをお許し頂きたい。
まかり間違ってご子息やご家族の方が
このブログをご覧になるような事があれば
尊敬と憧れを持って紹介しているとご理解頂ければ幸いです。

昨年、私は竹で作られた郡上竿のことを書き
それを買いに行くと言う経験を書いたけれど
郡上職漁師でありながら、
菱田さんは進んで短めの軽いカーボン竿を使い
極めて軽快に手際良く魚を獲ってゆく、
言い方が適しているかどうか分からないが
郡上という土地にあってはモダンなタイプであったのでは無いか。
著書の中で釣竿についても述べていて
では、どんな竿を使っているのか?
と、ミーハーとしてはそこに至る。



本文をくまなく見ていくと
何カットか竿も写っている写真があるが
これが一番、竿の銘が分かる写真である。
ダイワでもがまかつでも無い
はっきり言って有名メーカーでは無い竿だが
これが、アマゴ漁で生計を立てた男の道具。


釣りの帽子

2020-06-17 23:02:20 | 写真


6月も半分過ぎてしまい
渓流釣りの1番良いシーズンは行けずに終わろうとしている。
7月になって仕事が戻って来て
生活がまた元に戻り始めたら
ヤマメ釣りに行きたい。
鮎釣りも始まるので、思った場所で釣りが出来なくなるのも仕方ない。
鮎はある程度、人が動いても釣れるけれど
ヤマメは逃げてしまう。
鮎釣りの人たちが居る場所でヤマメ釣りは出来ない。
上流に逃げたやつを追って
ヤマメ釣り師も上流に向かう。

今日はカインズホームで
麦わら帽子を買った。
650円ぐらいの安いやつ。
これを釣りに行くときはかぶる事にする。
野球が始まったら被って行っても良い。
子供たちは笑うだろう。
キャップでは顔が日に焼けるので
野球はともかく、釣りには良い。
昔は笠をかぶっていた。てっぺんが三角の。
あれは雨の中で釣りをしても
体さえカッパを着ていれば雨は顔から離れたところへ
滴り落ちるので鬱陶しく無い。
そういう無茶な使用法だったので何年か使ったら
破れて流石に使えなくなった。
今回も笠でも良かったけれど、少しひさしの狭いスリムな
麦わら帽子なのである。

これより、また釣りの話になるかな。

ひまわり

2020-06-16 21:51:07 | 写真


1985年頃
何にも保証はなくて
これからどうなるのかも分からなくて
ただ手探りに生きて
夜中の道路掃除の仕事を終えて
明け方帰る時間のひまわり。

こんなに優しくひまわりを
今は撮れない。

国道

2020-06-14 22:15:04 | 写真


午前中、市内買い物。
スーパーの表にある、ペットボトルを回収する機械。
あれ、面白い。
農協のお店に行って「ヤングコーン」を買う。
結構早い者勝ち。
これ、美味しい。
その後、もう一件スーパーに寄った後、
コーヒー屋に入って
黒糖タピオカティーを飲む。
これも、美味しい。

人は分散して座っている。
みんなマスクもしているし
ベラベラ喋ってもいないし
こういうのなら、ずいぶん大丈夫なんじゃ無いかな。