うれしいニュースとしては
今度の土曜日、双子ちゃんの体験入部いいですか?
みたいな事、
淋しいニュースとしては
一緒に働いて来たお世話になった人が
辞めますので、みたいな事とか
現場に出ればスケジュールの話
今日の進行の話。
カミさんからはあんたは自分の周りの事しか
目にも耳にも入らんのよね
と言われても仕方無し。
国連で地球温暖化の事を訴える女の子の
足元にも及ばない。
「よくもそんな事を。あなた達を許さない。」
と言われても仕方ない。
あの子のスピーチの映像が
強く、率直であればあるほど
結局、格好の「おいしいネタ」として
マスコミに扱われてしまっているように見える。
ペットのおもしろ動画と並べられている。
流している人たちに
違和感がもはやないのだろうという事。
マヒしている。
さあ、早速その温暖化対策として…
というニュースはなかなか出てこないだろう。
着目点が女の子がこんな事を言っている
という点であるから。
その後がどうなるかなんて事には
目も気も向かない。
さて、あの子の強い主張はその通り受け止める。
許さないと言われてしまった大人の一人として
その件についてでは無くて
何かむず痒いような、ちょっと納得いかないような
気持ちが残るのはどうしてか。
あの子の両親も、私たちも
決して未来の子供達に生きられない地球を
残そうと思ったことなど一度もないはず。
私たちが子供だった頃に、もちろん大人に、
世界に向けて、怒りたいことは沢山あったし
私たちの親、祖父母の時代には
未来どころか明日の自分の命を国に取られたり
人種差別によってガス室に送られて殺されたり
正しいと思う事を言う事さえ出来なかった。
そういう時代を何とか
世界の人々がまともにしようとして来て
一生懸命に働いて来て、
あなた方が言いたい事を言える世の中に
その事があっという間に世界に伝わる、
そんな風にもして来たのです。
この時代はそういう役割を担って来たのです。
世界中の子供達が
あなたのように賢く育って
地球を元に戻してくれる。
その事があなた方の世代に託された
役割なのかもしれませんよ。
私たちがやり切れなかったことは認めるとして
でもあなた方がきちんと大人に
なれるように私たちは育てています。
アメリカ大統領を睨みつけるのでは無く
学校には金曜日もちゃんと行って
勉強を出来るチャンス、人と関われる時間は
フルに使って
ダメな大人たちを糾弾するのでは無く
あなた達が肩を組んで、自分達の知恵と行動力と
誰からも愛される子供らしい笑顔で
地球を取り戻していって下さい。
たまたま私にも小さな役目を頂いているので
子供達が正しくルールに乗っ取って
丈夫な体に育つ事、
他者との関わりを持てるようにする事、
困難に立ち向かえる事、
私に出来ることはそれぐらいなので
ノックをします。