-凸凹帖-

写真 奥野和彦

AI

2022-05-20 22:10:29 | 写真


夜行バスがSAに停まって
トイレに行く。
コンパクトカメラを持っているのに
流石に撮るものもないだろうと持たずに降りると
こんな空に出くわす。
スマホで撮って、写真的知識の何も必要としない。
で、これだけ撮れる。
昨日書いたステファン・ショアは8x10の大型カメラ使いだが
トイレ休憩のバスから降りて
これを撮るとしたら骨が折れるだろう。

大きなプリントには出来ないが
写真が生まれて200年かかって先人達が
作り上げて来た機材、感材、撮影技術をパクリと
飲み込んで自分がやり遂げた様な顔をしている
このスマホが嫌いだ。

この空を見て
一瞬、いい物を見たような気がして
すぐにそんな事を考え始める
ケチな人間だ。

5月19日の夜

2022-05-18 23:38:47 | 写真


マンションの植栽のどこかで
アマガエルが鳴いている。

今日は暑かった。
今年初めて半袖のシャツで都内に出た。
帰りの電車は少し寒かった。
ベランダに出てカエルの声を聴きながら
夕涼みするにはまだ早い。

ので、部屋の中で
ステファン・ショアの写真集を眺めている。
「UNCOMMON PLACES」時々見たくなる。

新緑

2022-05-17 17:44:09 | 写真


近頃良く会う SUPER DRY
交差点で慌ててカメラを出すけれど
なかなか画面から車がいなくならない。
とうとう
あの木の向こう側に行ってしまった。

赤い鳥居と人々と
小雨に濡れた新緑だけで写真にしたかったのに。
気付いたら交番の婦警さんが
何を撮っているのかと気にしているようだったので
これにて退散。