-凸凹帖-

写真 奥野和彦

2023-12-29 00:35:53 | 光の籠


年の瀬、皆様いかがお過ごしでしょうか。
今年も当ブログを覗きに来て頂きありがとうございました。
マスクをしなくても良い生活に戻って
まるでしなかったわけでは無いのですが
8月の終わりにコロナにかかりました。
幸い、医者からもらった薬ですぐに治りましたが
味が分からないという症状を味わいました。

来年は…なんて大した希望も目標もありません。
ずっと写真が撮れていれば良くて
時々釣りが出来れば良くて
仕事が続けていられれば幸せです。

冬草

2023-12-24 23:43:49 | 光の籠


お散歩コースの土手は
日当たりが良いからか
この時期でも青々と草が生えている。
夏はもっと背の高い茅のような草が生い茂っているし
今はもう少し違う場所では
大根のような葉っぱが生えていて
人が採ったような跡もある。
さて、何が生えているのか。

この土手を2~300m歩くと野球場があって
散歩の折り返し地点であるが
そこの川面に今まで見たことのない大きさの
生き物が浮いていて、間違いなく白鳥である。
一羽だと思って写真を撮り始めたら土手のすぐ足元にも
もう一羽いて、つがいであった。
鷺や鴨は人が寄って行けば逃げるものだが
白鳥は私がそばにいって写真を撮ろうとしても逃げない。
色々なところへ降り立って旅をしているから
人慣れしているのか。頭が良さそうに思える。

そちらこちら

2023-12-23 22:28:19 | 光の籠


例年、中旬にもなれば仕事が
落ち着いてしまう12月なのだが
今年はここまで続いている上に
年賀状の準備などしているので
ブログは置いてけぼりになっていた。

年末でこちらのブログは閉じようとしていたが
移って行こうとしていた方が
もしかしたら自分には向いていないかも知れない。
息子も父向きでは無いのではないかと
言うぐらいである。
そちらの方は様子を見ながら考えるとして
そう言うことだから
こちらのブログでもう少しグダグダしていよう。


杉の子

2023-12-16 23:20:24 | 光の籠


手押しのポンプ
これも見つけると撮ってしまう。
記憶に関わっている。

子供の頃、おもちゃのこのポンプを持っていて
プラスチックで出来ていたが
同じく子供のおもちゃのプラスチックのバケツから
水を吸い上げてこっちの口から出すことが出来る。
機械、と言うほどのものではないな、
機関とか仕組みというものに興味を持った最初だと思うのだ。
大好きなおもちゃだった。

もう使っていないのは見れば分かる。
そこに溜まった水から杉の葉が出ている。
この下が丸い井戸のコンクリートになっているから
これ以上体が乗り出せず
杉の葉が生まれて出て来ているのか
誰かが突っ込んでこうなっているのか分からない。

たまたま

2023-12-15 20:48:16 | 光の籠


訳あって神社を巡っているが
写真を撮らせて貰うお礼にお賽銭をし
頭を垂れているからか
なんか良い写真が撮れる。
寺社仏閣では、誰が撮っても似たような
物になるだろうと、積極的にカメラを向けた事が
無かったが、むしろ自分に向いているのか。
はたまた、歳のせいか感覚が鈍ったか
寺社仏閣で誰もが撮るような写真を良いと
思うようになっているのか。

たまたま今の気分に合っていて
たまたま撮れているのだと思うけれど
柚子やみかんと言い、花手水と言い、
神様のもとに集まる人々の気持ちが
撮らせてくれているのであって
それが神様の力と言えば力だし
ご利益と言えばご利益だし
でも人が形作るから目に見えるのだし
私はたまたま行って、その懐に迎えられて
子供のように両手を広げて
たくさん、受け取ってくるばかりだ。

シダが「ほら、あなたはこの色が好きでしょう、お撮りなさい」
手水が溢れて落ちて溜まって透き通って
「ほら、きれいでしょう、撮りなさい」
そしてまた次のお宮に行けば
手水に満々と花が浮かべられて
「さあいらっしゃい、待ってましたよ」と

手水の鉢からこぼれ落ちた水が
石の敷いてある足元の受けに溜まって澄んでいる。
透き通り過ぎていて、
私にはその水を写すことが出来ない。
一滴、二滴と落ちて、波紋が起きた時に撮れば
と思っても、波紋すら澄み過ぎていて写せない。
少し濁っているぐらいで無いと
俺にはその水は写せ無いんだろうな。


お礼参り2

2023-12-14 21:00:59 | 光の籠


私はコロナ禍にあった時
仕事が出来ないのが
相当きつかった。外出制限のある中で
カメラをぶら下げて写真を撮りに行けるような所は
近隣の寺社仏閣が多く
その都度、情け無い顔をして
神様仏様に手を合わせていた事と思う。

やっと普通の生活が戻って来て
新年を迎える。
今、年賀状の為に回っている
神社はコロナの中で訪れたり
イベント仕事で訪れたりした場所であるが
手を合わせれば自然と
その節はお世話になりました、と
何とか元のようになりありがとうございました、と
念じているのものだ。

さて、昨日はゆず一個でそれはそれで素敵なお話だったが
今日は一個どころでは無い。
こちらの龍神様は両サイドに抱えていらっしゃる。
昨日といい、今日といい
「光の籠」のタイトルに相応しい光が写っている。
そしてそもそも、これが龍神様の姿なのかどうか、分からない。

お礼参り1

2023-12-14 01:15:09 | 光の籠


年賀状が大分来なくなったし
仕事関係はメールでは来るにせよ
ハガキはとうとう今年はゼロになった。
むしろ、出しても相手に気を遣わせるだけかと思い
もうハガキはウチも卒業しようかと
奥さんに相談したが、
いや、まだ出すと言う。

それでは、と思って
近所の神社の手水舎で
水を吹いている龍神様を写真に撮っていたところ
他所のご夫婦が来て
これを置きますよ、どうぞ撮って下さい といって
柚子を龍のそばに置いた。
神主の奥さんに今貰ったとかで
私の狙う写真では無かったが折角なので
それも撮らせてもらって
辰年なので龍を撮ってるんです。年賀状用に
と言ったら、
なるほど良いですね、ウチもそうしよう
と言って撮り始めた。