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では、最近作を。
今はどこでもコンビニがあって
釣りに行っても野球の活動中でも冷たいもの、
暖かいもの、緊急に必要なもの、大変便利で重宝するが
同じ釣りに行くのでも昔、昭和50年代に親たちと
釣りに行っていた頃は田舎町にはそんな物なくて
田んぼの集落に一件ある雑貨屋さんでパンを買ったり
カップ麺を買ってお湯を入れてもらったりしていた。
電器屋の看板を掲げてはいるが、ここも雑貨屋さんで
今の釣りの通り道にある。
何度かこのブログに登場している筈だ。
自販機で飲み物を買う事はあっても
なかなかお店の中に入ってものを買う事はない。
お店の人の方が(おそらくお年寄り)知らない人が
入って来て驚くに違いない。近所の顔見知りが
しょう油だとか、洗剤だとか、小麦粉だとか
ちょっとした買い物をしに来て世間話が始まる。
そんな場所ではないか。私は入ってお菓子ぐらい買うのも
喋るのも平気だが、かえって気を使わせそうである。
EIZOUくんもそういう事が得意なタイプの人間である。
コンビニがこういうお店に取って代わって現代なのである。
画一的で淋しくもなったが、店主が(おそらくお年寄り)
亡くなった時、お店の役割も終わるのだろう。
コンビニでのり弁とお茶はもう買ってあって
最近行き始めた川に着く。
ここにはお友達がいる。今日もついた途端に現れて
目がバッチリ合った。おはようさん。
慌ててカメラのスイッチを入れる。
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釣りの準備をしている間
石垣の間から川の中をのぞいたり水を舐めたりした後
こちら側へ泳いで渡って来た。
そのまま茂みの中へ入った。彼はイタチくんである。
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夏はもっと明るい毛の色をしている。
今はまわりが枯れているので毛も枯れた色である。
実は釣り人がよく訪れる場所には猫、狸が釣り人から
エサを投げてもらう事に慣れている場所がよくある。
ここにどれくらいの人が釣りに来るか分からないが
もしかすると誰かがそうしたかも知れない。
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これはモロコでタナゴを狙いに行っている自分には
外道であるが、イタチくんが来たら投げてやると食うので
大きめのを少しバケツに入れておいた。
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それから、コンビニのレジ袋の音に敏感に反応する。
人が捨てるコンビニの袋の中においしい物が入ってることが
ある。ちょっと離れた場所にイタチくんを発見したら
レジ袋をガサガサ鳴らしてやるとじーっとこっちを見る。
捨ててある袋の中に頭だけ突っ込んで体だけ出して
田んぼの真ん中で踊り狂っているような姿になることもある。
結論からいうと、今日は釣りの間にそばの草むらにいるのに
気がつかず歩いて脅かしてしまったようで、
それ以降現れなかった。
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この川は大変に澄んでいて、きれいな水が流れている。
魚が群れて泳いでいるのもよく見えるが、その分
近づくだけですぐパッと散ってしまうので釣りが難しい。
雨が降った後だと濁っていて良いが、も一つ面白い事がある。
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ちょうどこの上に道が通っていて
川がトンネルになっているが、トンネルは管がはめてあるので
浅い。ここでイタチくんが小魚の狩りや水浴びを始めると
泥がかき混ぜられて水が濁る。そうするといつも澄み川で
緊張しきっている魚は私が竿を垂れているここに
安全圏、安全圏、と集まって来るのである。釣れた魚は
イタチくんのご褒美になれば良い。
きれいな川で、これまでにも釣りをしながら
いろいろな動物を見た。
野亀三兄弟、大中小三匹で三つどもえのような配置になって
クルクル回って泳いだり
モクズガニ?大きめのカニが藻を体にくっつけて水底を
歩いて行ったり
猛禽類の鳥がサギの子を捕まえて、サギの子がギャーギャー
鳴いて暴れて落っことされて何とか逃げたり
また、イタチくん?と思ってガサガサ言ってる草むらを
足でドンッとやったらキジが飛び出してこちらがビックリ。
そして1時間に一度ぐらいの割合で
川面の1mぐらい上をすーっと飛んで行くカワセミ。
川下へ向かって飛んで行ったら次に飛んで来るのは
川下から川上へ。別のルートは飛ばないと見える。
パトロールも兼ねているのか。
ここがこの用水路の上流のドン突き。
コンクリートの上に遠すぎて見にくいが
カワセミが止まっている。足元はごく浅い流れの筈だ。
そこを通る小魚を狙っているのだろう。
茶色に見えるが胸はオレンジ。
頭から背中にかけてはきれいな青である。
それでもここではこれが普通のいつものこと。