-凸凹帖-

写真 奥野和彦

自画自賛

2020-10-20 21:48:29 | 写真


しばらく更新していませんでした。
少しいろいろな事で忙しいです…。
また、続けて記事をアップできるまで
しばらくお待ち下さいませ。

久しぶりにスキャンしたフォルダを
開くと、ポンといい写真が目に入って来ます。
目を凝らして探しても見つからないのに。

それは撮る時も一緒で
カメラを2台もぶら下げて持ち歩いて
こっちはデジカメ、こっちはフイルム、
と鼻息荒くした所で何も見つからない。

田んぼガール

2020-10-07 23:42:42 | 写真


こちらが旅の気分になって高揚して
めったやたらと土地の人にカメラを向けた所で
あちらは普段のまま自分の土地で生活しているだけで
旅行の高揚感も何もない。
そう言う人々の気分を害してはいけない。
「撮ってどうすんの?」

今となっては
可愛らしいね、と思って女の子に声をかけて
写真など撮ろうものなら
すぐに警官がやってくる。
写真がね、なんて言ったって分かりっこない。


Go To

2020-10-05 23:42:54 | 写真


いつかの秋の旅先は、
と見ていたら平成2年の秋であったか。

20歳を過ぎ、
自分で多少収入を得るようになって
旅行をするようになった。
後に奥さんになる人も
旅行をするのが好きで
ある日突然、今から東武鉄道に乗って
行けるとこまで行きましょう。
と言うようなことを言い出して
自分は手元にあるフイルムを全部カバンに突っ込んで
駅まで2人で歩くこともあった。

旅に出ると言うのは
知らない街へ行って
知らなかった何かを見たり知ったりするのが
まずは素敵な事なのだけれども
人と触れ合って心が
満たされたり、暖かくなったりすることも
旅の魅力の一つなのだった。

そうやって
すれ違って、袖擦りあって
少し並んで歩いたり
また、手を振って別れたり
そう言うエキスの全てを
自分はフイルムにでき得る限り取り込んで
手の中に残して来たかった。

お土産というものを
買って来たりするけれど
自分にとっては、そのフイルムに閉じ込められたものが
お土産だった。
後に、「おみやげ」というタイトルで写真展をした。

今、している写真整理は
そもそも断捨離で始まった事だけど
そんな気持ちで集めた物であったと
思い出している。