-凸凹帖-

写真 奥野和彦

記録

2020-09-30 21:56:46 | 写真


コニカ フィルムののぼりは
風で棒に巻きついている。
自販機でフィルムか、レンズ付きフィルム
或いはその両方が売られている。

このフィルムと一緒に保管されていた
コンタクトプリントの裏側には

1993.8.12~13
商店のおばさんが
街から人が来るのでパンが良く売れます。

と書いてあった。

兄妹

2020-09-28 22:35:00 | 写真


私の写真はずっとこんな調子だ。
犬の写真に犬の事を述べる文章をつけたから
写真を撮りながら、何を考えているか
何を思うとこんな写真を撮るのかが分かってもらえるかもしれない。

ほんの一瞬のチラッと犬に目がいって
普段考えているような事、その時感じた事が
ビカッとスパークするとシャッターは押される。

私が撮ってしまった写真を
あなたが見て、同じようにビカッと来てくれれば成功で
何も無ければ俺の写真がダメだって事。

写真なのだから、本当は説明の文章など
付けなくても写真が語ってくれれば良いのだけれど
じゃあ俺の思ってる事を
読み取ってもらうのが目的かと言うとそうでも無くて
言葉には置き換わらないけどビカッと来てるよ、
と感じてくれればそれが一番嬉しい。

何だか分からないけど、
この写真がオレの、アタシの部屋に1枚あると、
今日もなんか頑張ってけそうな気がする。
そう言う1枚になりたい。
音楽にもそういう曲があるように。

兄妹、今でも仲良しかい。



人と犬

2020-09-27 20:27:46 | 写真


飼い主のいない
野良の犬が街を歩いているのも
普通のことだった。
人には敵わない。
怒られるようなことをすれば怒られると
分かっていたから
怒られる前に人のことは避けて
住み分けができていたと思う。

人がそれを取っ払って
家の中に人同様一緒に住むようにした。
外に出る時にはリードを必ずつける。
付けないと外の危険を知らないから
すぐに走り回って通りに飛び出して
車に轢かれたりする。
犬が馬鹿なのではなくて
飼い主が馬鹿なのだ。
失礼かと思うが
犬がリードで飼い主とつながれて
飼い主を散歩させてるように見えるペアもいる。

リードが無いと、逃亡するようであれば
それは飼い主のそばに戻りたく無いからであろう。
さて、自分の家の犬は紐を外したら
ちゃんと帰ってくるかしら?
愛する家族のもとに走ってくるかしら。




犬は犬

2020-09-26 12:20:48 | 写真


産業道路は通ったが
駅からの商店街は
すっかり寂れて
商店街とは呼べなくなっている。
産業道路の歩道には
傷んだアスファルトの裂け目から
背の高い雑草が生えて
通学路にしている子供たちの見通しを悪くしている。
その子供たちも
昔のように
夕暮れの商店街に出て
遊ぶ事も無いようだ。



特につながれなくても
犬は飼い主の傍を歩き
犬は入れるなだの
寄せるなだのと
いちいち紙に書いたり貼ったりしなくても
お店の前では少し離れて静かに座って
飼い主の買い物を待ち
いい子だからと店主に
衣の破れたコロッケをもらったりしたものだ。





犬がいた

2020-09-24 22:51:34 | 写真


犬にとっても時代は変わる。
家の外の庭や軒先にあった
「犬小屋」と言うものを見なくなった。
人と一緒に布団で寝たり
居間のソファが寝床だったり
ゲージがあるとしてもやはり家の中。
雨に降られたり、寒さに凍えたり
虫に刺されたりしなくていい。
番犬もしなくていい。
人と同じ様に生活環境が良くなって
人の食べた物の残りを
皿に移されて食べるのが食事であった事を
もう何年も前から
最近の犬は知らないだろう。

今住んでいる所から
3駅向こうに住んでいた頃の写真。
駅から続いてきた商店街が終わって
この後、ここには首都高速まで繋がる
産業道路が通る。そんな場所だ。

夕方になると
人が出て来て
今日の最後の時間を
誰かと会話したり
犬の散歩をさせたり
タイムセールになった買い物をしたり
賑やかだった。


ヤングの街

2020-09-23 21:52:06 | 写真


まあ、偶然昔のネガを広げているから
再会する風景なのだけれども
懐かしさを感じているのではなく
何が違うのか、何が変わったのかを
頭が追いかけ始める。
それがどういう事なのか
どうなっていくのか。


負けるな。

2020-09-20 17:39:25 | 写真


おいおい、切り方も置き方も変だろうよ。
ろうそくも…
どうなってんだよ。



ありがとうございます。
本当にいろんな事に負けないで行こう。
お礼と言ってはなんですが
ランニング10周ぐらい増やしますか。

爪痕

2020-09-18 22:40:19 | 写真


たかだか私の胸の丈ぐらいの岩があって
その岩によじ登ろうと
乗り越えようと必死になっている。
かじりつくように
爪を立てるように
目をひんむいて
膝を押しつけて

今年も6年生はそろそろ別行動になって
チームからは離れていく。
コロナ禍でやり残した事もあって
それは悔しいけれど時間は過ぎてゆく
少年野球に関わり始めてからずっと
子供たちが付けて行った爪痕が
いく筋にもなって残っている。
そして次の代の子供たちが
もう岩にしがみついてよじ登り始めている。

その岩は
時に恨まれて
頑として分からず屋の
監督の胸の内そのものであり
沢山の子供たちが付けて行った
爪痕を懐かしく微笑ましく誇らしく
時々思う。

私のチームの何人かの子が
朝6時から小学校で練習をしているよと
近隣の少年野球をまとめてくれている方が
LINEをくれた。
その事が立派だね、と感心して
教えてくれたのだ。
怪我しないといいけれど
事故がないといいけれど
と、少し冷や冷やしている。
この子たちに良い結果が出るようにと
応援してくれている。
見ている人は見ている。


希望の河

2020-09-17 21:36:52 | 写真


EテレでYMOの番組やってる。

ザブザブ流れる川岸
シクシク水は泪色
ユラユラ君は迷ってる
クルクル僕はまわってる

希望の河 YMOより
オリジナル https://www.youtube.com/watch?v=TlY4FoLtSsA

初音ミク https://www.youtube.com/watch?v=kK40D_-r18U
こちらのスピード感もいいものです。