-凸凹帖-

写真 奥野和彦

質素にね

2023-02-20 18:52:07 | トンちゃん日記


今日もトンちゃんは冬眠部屋から出てきて
おや、エサを置いてやる皿の縁にじっとしている。
いつもはそそくさと水浴びをして
冬眠の部屋の中に潜り込むのだけれど
ではでは、と手の届くところにあったカリカリのカメフードを
お顔の前に持っていったら食べた。
おそらく数ヶ月ぶりの食事なので嬉しくなって
そうですか、そろそろお目覚めですかと
冷蔵庫から肉の切れっ端を探してきて
あげてみたらどんどん食べる。
出来れば、今度の春からは
あまり豪華な食事はやめて頂いて
カメ用に十分栄養価が管理された
カメフードを基本の食事にしようとしていたのに
もう悪い癖をつけてしまう。
いけません。
今日はご飯で満足したのか
水には入らず、すぐにまた寝にいった。

不発

2023-02-19 20:13:12 | 写真


ごめん、水を換えて無かった。
何日もそのままだったからね
急に出て来られるとこれだ。

釣りの動画を撮ってみようと思って
昨日はエサの黄身練りを作るところから
ご丁寧に録り始めて(撮るでは無く録るなのが新鮮だ)
ゆっくり適当に出かけてもこの程度に楽しいよ
のストーリーを想定していたのだ。

ところが肝心の魚が全く釣れず
そんな時はこんな遊び方もあるさ、と押さえで
沈めておいたビンドウにもほとんど入らずという結果になり
そう言った 残念でしたストーリー で作っても良いのだが
ドーガはここから先が面倒臭いのだし
練り餌を作っている自分の手がアップで写ってみると
いいおじさんのしわくちゃカサカサ加減で
気にならないこともないし、
日頃悩まされている指のひび割れ防止に巻いている
テーピングが膏薬のようで川の水を吸うから汚らしい。
このままお蔵入りになるだろう。
YouTuberへの道は遠いのである。


仕方なし

2023-02-16 19:19:18 | 写真


だいぶ間隔が空いているけれど
まるで写真を撮る気にならない。
表紙の写真も変えていない。
ダメな時はダメだ。

仕事も暇になってしまって
ちょっと大丈夫なのかってぐらいだが
注文がないことにはこれまた仕方が無い。

仕方ないので
釣りに行ってみる。
寒い時期に釣れることもないが
運動の代わりに。

古いもの

2023-02-02 20:58:53 | 写真


人1人に大きな影響を与えた人たちが亡くなってゆく。
暮れに叔父を一人亡くし
今年に入って高橋ユキヒロ氏、そして鮎川誠氏が亡くなった。

自分の持っているもので一番古いものはなんだろうと
時折考える。
自分の身体が生まれた時からあるものだが
これは新陳代謝を繰り返しているのであたらないだろう。
後からビンテージ的な興味で買ったものもちょっと違う。
発売当時にそれを買って今でも捨てられずに持っている物。
捨てたくなくて持っている物、のなかに
YMOの『OMIYAGE』という写真集がある。
昭和56年 1981年発行である。
1980年のワールドツアーの写真を柱に
その当時のメンバーのオフショットや
機材に至るまでありとあらゆるものが写っている。
ソリッドステイトサバイバーでギターを弾いたのが鮎川誠である。
カメラマンは三浦憲治さん、アートディレクターが奥村靭正さんである。
この二人がいなければこの本は出来上がらない。



私は狂信的にYMOが好きだったから
この本を特によく出来たものと思うのかもしれない。
同じような本はAKBでも乃木坂でも欅坂でも出るのかもしれないが
演奏中の靴まで撮ってあるのには感心する。
一度、自分も来日会見中のキアヌ・リーブスの靴が
カッコ良かったので靴だけ撮った事がある。

88ページに今まさにステージに出て行こうとする3人が
緊張感に満ちた表情で写っている写真があり
ページの下にYMOからの少しふざけたような
しかし、当時の彼らの本気のメッセージが書いてある。
こんな文章を今日またこの本を開くまで忘れていたが
この本を眺めていたおかげで
自分に回ってきたエンターテイメントの仕事を
撮ってみようと、やってみようと思うように
なった奴がいるんですよ、と答えてみたい。
でも、もうユキヒロさんはいない。