-凸凹帖-

写真 奥野和彦

格言

2023-10-31 23:59:12 | 光の籠


よくもまあ
家の中のことから人のことまで
よく喋るブログであった。
友達もなく、話し相手も無いとこうなる。
やはり、ブログの引越しの準備をしていて
今年いっぱい、ぐらいで
このブログはおしまいにしようと思う。
次に始めるものは
純粋に写真だけの物にするつもり。

友達もなく、話し相手もいないと
自虐的に苦笑を誘おうとしているが
ここまで読んで頂いた方にはお分かりのことで
たくさんの方が私と、私の家族にかかわってくれた事も
この記録には残っている。
だから続いて来たのだし
だからこのまま続けていきたいのだけれど
これから高齢者になる前にもう一度だけ
衣装替えをしておこうと思うのだ。

「昨日の衣装は今日の下着」

友人のバンドマン、タカハシヒロシ君が
高校生の時に卒業アルバムの寄せ書きに書いたものだった気がする。
もしかしたら誰かが言ったことのパクリだったかも知れないが
私はとても感心し、頷けたのである。
また実名を…。

ポーズ

2023-10-25 00:19:16 | トンちゃん日記


カメラの話は一旦置く。
久しぶりにトンちゃんに登場してもらう。
周りに比較物がないので分かりにくいが
6月に載せたトンちゃんの写真が最後で
この ひと夏の間にさらにふた回りぐらい大きくなっている。
もう子ガメのトンちゃんではない。
トンさん、と呼ばなければいけないかな。

昔のバナナを食べてる写真を見るととても可愛い。
今もバナナを好きなのは変わらないが
口も大きくなったし、咥える力が強くなったのと
好きなものは狂ったように食べるので
特にバナナは手からあげると指までかじられて
結構痛い。

掃除機の音が嫌いである。
掃除機がそばに寄っていくと
バタバタとお家の中に逃げ込む。
ずっとダイソンだったのが壊れて
静かなものに買い換えたので
少し良いかもしれない。

もうすぐまた冬が来る。
去年の冬は12月の中頃に冬眠を始めた。
夏ほどには食べない。
普通嫌がって離れるのだが
あったかいのがいいのか
手のひらにのせてお腹の側があったまるように
してやるとじっとして目をつぶっていることがある。
今年もそろそろ準備か。


風立ちぬ

2023-10-22 20:10:35 | 光の籠


今日は頭がちょっと80年代に戻っているかも知れない。
YouTubeでYMOのライブ映像をみたところから始まって
今、松田聖子の『風立ちぬ』アルバムを丸々聴いている所である。
曲は6曲目の 流星ナイト になっていて、素晴らしい。

その頃のガールフレンドが
ある日、お父さんのカメラなんだけど
もう壊れたから私がインテリア用にもらったと言って
二眼レフカメラを見せてくれた。
国産のものであった。それが中判カメラを
手にした最初であっただろう。

フイルムが35ミリでは無いこと。
ファインダーで見るのと別のレンズで写真が写ることが分かった。
もう少し時間が経って
ニューカラー という分野の写真を見るようになって
レンズの歪みの無いこの写真はどうやって撮るのか
カメラが大きいんじゃ無いのか?
なんかフィルムの入るところが大きいとこうなるんじゃないか?
あながち間違ってはいない考察であった。

で、そのカメラ、いる?
と彼女が言うので、えー、いいの?
って感じでもらったのだけど
そのレンズをカメラから外してしまって
何かお菓子の箱にそれを取り付けて
理屈も何もわからないままに覗き込んだりしていた。
要するに、暗箱カメラ、大判カメラの
真似事を知らぬ間にしていたわけである。
ただ、後日彼女が遊びに来て
バラバラになっているカメラとレンズを見て
ちょっと悲しそうな顔をしていたのには申し訳なかった。
慌てて元通りの形にはしたのだけれど。

聖子ちゃんのアルバムは最後の曲だ。
そのころの空気の感じまで思い出すようだ。
人の脳というのはすごいな。

時のかけら

2023-10-21 09:34:10 | 光の籠


ピアニスト兵頭佐和子さんとのコラボ動画第2弾が公開されました。
ぜひ、ご覧頂けたらと思います。



第2弾が公開されまして
少し経緯を書きますと
自分がお仕事をさせてもらっている配給会社さんの休憩室に
僭越ながら少しでも皆さんの癒しになればと
いつもここに載せてるようなのんびりした風景の写真を
ポートフォリオにして置かせてもらっていたのです。

それを見てくれていた方が
兵頭さんというピアニストが写真を探しているんだけど
と話をつなげてくれました。
自分は兵頭さんを存じ上げなかったので
すぐにYouTubeで探して曲を聴きました。
写真を使ってもらうのは光栄だけど
曲に合わなかったら申し訳ないので、という気持ちです。
ところが、

ん?合わなくはないかも…
という感触を得て
数分後には、ぜひ使ってもらおうと思っていました。
同時にその楽曲のファンにもなりました。

それからご本人にお会いして
ライブにも招待頂いたりして
Vol.1、2と動画が公開されている所です。
自分は写真をまるっとお渡していて
兵頭さんが自由に曲に合わせてつないでくれています。
自分では思いつかないセレクトや並びに
新鮮な感じもし、改めて人に紡がれるという可能性を
感じています。

兵頭さんの曲をぜひお聞き下さい。

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兵頭佐和子オフィシャルサイト

 

2023-10-20 00:33:59 | 光の籠


高い所はやめようと言ったじゃないですか。

ブログのフォーマットを変えてみました。
白くなっただけであまり変わり映えはしないか。
文字とか選べないので。
なんで明朝なんだろ。
課金すれば、出来るんだったかな。

実はブログの会社のお引越しも考えているのです。
でも、そうしたらこちらは片付けるようになるだろう。
妄想甲子園や、少年野球で出会った人たちとの思い出
スタミナトリオだとかの話もたち消えてしまう。

すでに、子供たちは大人になり
今の人生を送っている。その子達の昔や
付き合いの無くなった人たちのことが
いつまでもここのブログに残っていたりすることも
どうなのかと考えてしまう。

始めた頃はまだ気にしなかったけれど
今どきで実名を出してブログをする人なんていないし、
勝手に人の写真を載せるのも、すでに載っているのも
良い事ではないかも知れない。

おじさん一人、世の中に向けて思うこと、と
テーマにして来たけれど
変わっていかなければいけないことも
あるかも知れません。
まっさらな道を探して歩こうと思うと
後ろを一旦断ち切りたい気持ちもあるのです。

虫籠か

2023-10-18 22:23:32 | 写真


仕事に向かう車中、
赤信号で停まっているフロントガラスに
彼が来た。
助手席のショルダーバッグからすかさず
コンパクトデジカメを出して撮る。
少し内側の羽根を出して飛ぼうとしている写真もあるが
こちらの背中が光っている写真の方がいい。

フイルムカメラの話を書き始めたところだが
デジカメも好きだ。
こんなに近くの被写体を、赤信号の停車中にチャッと撮るようなことは
デジカメじゃないと出来ない。
ましてやローライフレックスではこんなに寄って撮れないし
ファインダーを覗いてピントを合わせようとしたら
車の天井に頭をぶつけるだろう。
デジカメになって良くなったことが沢山ある。

てんとう虫は走り出したら飛ばされるかと思いきや
さらにしっかりガラスにしがみついて
次の赤信号まで頑張った。
確かに、小さい身体と足にグッと力がこもったのだ。
そして車が止まると今だとばかりに羽を広げて
飛んで行った。

虫は飛んで行って
私の籠の中にはちゃんと光と虫が残る。


朝の光

2023-10-17 21:02:17 | 写真


ローライフレックスというカメラを
長らく使って来て
写真が溜まったので、ちょうど10年前に写真展をした。
知らない人もいるかも知れないので書いておくと
縦にレンズが二つ並んだカメラでフイルムを使う。
真四角の画角の写真が撮れる。
クラシックカメラの部類に入るが
整備さえされていればしっかり写真が撮れるので
ただのノスタルジックなアンティークカメラでは無い。

写真展を終えて、一旦そのシリーズは一区切りかなと思って
その後始めた次のテーマは違うカメラで撮り始めた。
あれだけ子供や家族のドライブを共にしたローライは
他の機材も必要になったりして手元から無くなっていた。
いつか、ブログにローライは2台あるから
死ぬまで大丈夫と書いたこともあったが、無くなっていた。

コロナの辛い時期に
知人から紹介してもらったカフェで写真展をすることになり
昔、ローライで撮ったシリーズに少し撮り足して
展示しようと考えたら、ローライフレックスが1台も無い。
デジカメで撮って四角くプリントすればそうなりはするが
全然、撮る気持ちも違えば写り方も違う。
それで、小遣いで買える程度のものを
秋葉原のカメラ屋さんで見つけて買った。
安くて良く写る、テッサー(レンズ名)付きのやつだ。
ずっと持ってたのと同じタイプ。
どこかに置き忘れていた虫籠が戻ってきた感じがした。