レンズ考２

近くのスーパーまで買い物に
運動不足解消に歩いて行くようにと言われて
いや、昨日も仕事には出てるんだけどな
と思いつつ、昨日のレンズのテストもしたいので
ぶら下げて歩く。
冬だから、水が止められて淀んでいる用水路。
ただの汚いドブになってしまう。
稲作期に限らず、立派なコンクリート護岸
なのだから水を流しておいたらどうか。
もうちょっと清潔が保てるだろうに。
そう、スケートボードの横に貴重な天然の
ドブガイが写っている。これにタナゴが卵を産むので
ウチはこれをペットショップから買ってくる。
あとで網ですくいにこようか。

で、このドブガイを撮った首からぶら下がった
レンズを買った、昨日の20m先のカメラ屋さんは
いろいろマニアックな物も売っている。
店員さんが少なくて
他の客の応対をしているので
私の注文が出来ない。
店員さんが空くまで他の物でも見ていよう。

先日書いた
人を撮る仕事をするのに
便利で間違いのない標準ズームでしているけれど
少しオリジナリティも出したいと思って
メインカットになるものだけオールドレンズで
味付けしてみようかと画策していた所。
すでにした撮影から
大体どの辺の焦点で撮ってるかとデータを見てみたら
何のことはない標準の50mm近辺。
そうだとすると玉数は多いし、安価だし
ぐるぐるボケのヘリオスだとか
有名レンズを旧ソビエトでコピーしたものとか
ヤフオクには商品がいっぱい。
てっきりそちらばかり見ていたが
なんだ、ここのお店にもいくつかあるよ。
値段はお店な分だけ若干割高だけど
でも、そんなに違いは無い。
程度を見て買えるから安心。

オールドレンズというのは
カメラがデジタルになる前の
さらにズームレンズが主流になる前の
単焦点で、オートフォーカスでは無くて
便利 よりもしっかり写る事が優先だった時代の
レンズの事である。
カメラボディに取り付ける「マウント」部分が
メーカーによって違うので
互換性が無かったのだけれど
その後、カメラ事業をやめたメーカーや
戦前戦後の生産でも優秀なレンズがあったのを
使おうという事で
好みのレンズを好きなカメラに取り付けられるよう
あらゆる組み合わせの「マウントアダプター」が作られた。
デジタルカメラ、中でもミラーレスデジタルカメラには
この方式でオールドレンズがストレスなく使えるので
ここ10年ぐらいで流行って今はもう終わった感じ。

レンズ考１

レンズについて述べてみようと思う。
宙ぶらりんになってやめたギターの話ぐらい
マニアックな事になると思う。
ギターは、専門家では無いと言う事で
あれ以上書くのをやめた。
ちなみに宙ぶらりんのギターの写真を
載せるが、これはひと月ぐらい前の写真で
昨春アベフトシ モデルを一旦作り上げて
満足して弾いていたものの
またいろいろ文献に接するうちに
ボディの材質だとか、塗装に使う塗料の種類だとか
もっと突き詰める事が見えて来たので
細かいことは書けないが
またいじり始めて
これは、黒のラッカースプレーを
マンションのベランダでは思い切り吹けないから
近所の土手に行ってスプレーして
新聞紙敷いて運ぶのが可能になるぐらいに
乾かしている状況である。
黒のあと、クリアをさらに吹き付けて
現在は、艶出しのために磨いているところである。

いや、レンズの話をしようとしているのだ。
横道に逸れて、と言うより来た道に戻っている。
前へ進む。

今日、中古レンズを２本購入した。
1本は仕事に使うための物で
ちょっと望遠を用意出来ますか？
と言われたので、その望遠というのが
どれぐらいか分からないけれど
今持っていた200ミリまでのズームレンズを
300ミリまで伸ばしたい。
で、買い換えた。

昨今、デジカメの性能とレンズの性能が良くなって
少々スチールには無理な距離でもイベントのステージ
が組まれてレンズはどんどん望遠が必要になってゆく。
だから、この買い物はいずれしなければならない物であった。

思ったより差額が安く済んで
あれ、保護用のフィルター外すつもりだったのが
そのまま下取りに出しちゃった。
買い換えたレンズも同じ径だったのに。
もしかしたらウチに１枚ぐらいありそうな気もするけれど
保護用のフィルターだけ中古で売ってる20mほど歩いたところにある
別の中古カメラ屋さんに行く。

茶店

鉢

テレビ

さっきまで見ていた
今日のNHK『小さな旅』は宮崎の
山あいの村のお話だった。
前にも見てるから再放送。
モクズガニを採るおじさん。
イノシシに首輪を付けて散歩しているおじさんが
道端においたミツバチの箱から蜂蜜を取り
スズメバチの巣を探して蜂の子を採る。
モクズガニのおじさんは
やりたい事、川で遊びたい事が
365日あっても足りないと言っている。

生活の環境が違い
こちらもあちらもいいことばかり
悪いことばかりでも無いだろうけれど
置かれた環境なりに
気持ちが少しでも豊かにいられるよう
暮らしたい。

料理の写真に挑戦だと言ってみたり
今日は天気も悪いので
いつ行けるか分からないけれど
解禁に向けてヤマメ釣りの道具を
チェックしておこうか、とか。

テレビはサラメシに変わって
中井貴一さんのナレーションに変わっている。
夕飯は私が作る事になっているので
さあ、何にしようかね。

中華

高架下一駅分往復する。
今日は撮影無し下見だけなので節約。
表から入りたいお店だけど
裏口の、写真だけ。
また今度お腹空かせて来ます。

大寒

これよりは春に近づいて行くだけ。
宣言真っ只中だが
そろそろ巻き返しを図らないと。

私の職業写真としては
今まで 出来事 を撮る部分が多く
何度も書いているけれど俳優の来日のイベントだとか
初日の舞台挨拶だとかそういうことが
どちらかというと多いのだけれど
そのほかに雑誌やWebのインタビュー記事に載せるために
人物の顔写真、ポートレートを撮る事もある。
昨日の白バックのようなセットを組んで撮ることもあるし
部屋のなりでソファに座ったり、窓際に立ってもらったりして
撮ることもある。

その写真は使用権が私には無いので
このブログに使う事は無いけれど
そうやって人物の写真を撮るのは好きな仕事である。
今年になってその仕事をやりませんか？
と言ってくれる人がいてお受けする事になった。
いずれ形になったらそのページも
その人のことも紹介しようと思う。

もう一つ
料理の写真を撮りたいと思う。
仕事が無いから何か見つけなきゃ、でも無くて
これも実は昔から興味があって
本屋で立ち読みしているのは料理のコーナーの、
中でも写真にこだわって作られている本。
眺めていると時間があっという間に過ぎる。
これについては、それこそ昨日書いたように「勉強」しないと、と思う。
内田百間先生が「阿房列車」を書き始めたのは61歳
森山大道先生が「hysteric」を出したのは正に55歳。
全然遅くねーじゃねーか。
大家はこの辺りから味が出る。
日本全国ダーツの旅的に
台所写真を撮らせてもらうっていうのやってみたいな。

まずは
どなたか、お店のメニューの写真の仕事、ございませんか？

白バック

勉強をしましょう。
何でも簡単にSNSなどで発信出来てしまうので
無知や間違いもだだ漏れですよ。
いや、無知でも間違っても良いのです。初めは。
ただ、それにいずれ気付いたり、直したり出来ないと
文化や芸術が薄っぺらいものになりますよ。
テレビに映る、本に載る文章になる、グラビアになる、
イラストレーションになる。
レコードになる。CDになる。
元手がかかるからそこには
契約というフィルターがかかっていたのだけれど
そうしなくても発信出来るようになったので
コピーも複製もパクリも蔓延しています。
そして、使う側も勉強不足なので何でも使うのです。
安いも高いもめちゃくちゃです。
オリジナリティがあるかどうかは
幅広くオリジナルを見ているからこそ
見分けることが出来る様になるものです。
勉強しませんか、もう少し。


きょうこ→はつの→たお　の順で足跡がついている。

ノリちゃん

昔、近所の年下の男の子のノリちゃんが
床屋に行ってさっぱりしたくなって
家の人に告げることも無く
お金も持たずに床屋さんに行って
ノリちゃん家に床屋さんから連絡が来た。

たまたま、その後
自分もその床屋に行くことになっていたので
おばさんからお金を預かって
床屋に行った。
ノリちゃんはスッキリしたらしく
ニコニコで４、5歳だったか
可愛かった。

オレも、ノリちゃんも
どんな大人になるかなんて分からなかった。
少なくとも写真を撮る人になるとは
思ってる訳がなかった。
ノリちゃんはどうなっただろう？

夢

ただの夢。
明日を夢見る夢では無し
白黒の