-凸凹帖-

写真 奥野和彦

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2024-06-13 21:03:48 | 写真


水庵での写真展示始まりました。
開店までになんとか写真かけ終わったものの
実際の店内に置いてみると
手直ししたくなるところが多く
位置を変えてみたり、中身を変えてみたり。
このブログを見ている方にはお馴染みの写真が多いですが
プリントになったものを見てもらう機会はなかなか無いので
良かったらおいで下さい。
「ひとを待つ」シリーズのポートフォリオも置いてあります。

さて、カフェ&ギャラリー水庵ですが
月、火、水がお休みですのでご注意下さい。
お食事時間はお客さんも多く
ランチメニューは数に限りがあります。
電話での予約をお勧めします。
また閉店時間が17:00です。
ディナータイムの営業はありませんので
午後は早めのご来店を。
緑に囲まれたお店です。庭で写真を撮ったりも出来ます。
その代わり、蚊に刺されます。
蚊取り線香も焚いてくれますが
気になる方は虫除けを。
その日に採れた新鮮な野菜も販売しています。

今週末は残念ながら作者は仕事です。

トリオ5月

2024-05-01 18:53:29 | 写真


新緑の季節
勝手に生えてきたジャガイモとブロッコリー
2期目のユリ
手前は初顔のアスパラガス
今年は何が食べられるかな

仕事用カメラの買い替えを考えているが
あまり楽しい感じがしない。
1万円ぐらいの動くかジャンクかギリギリぐらいの
フィルムカメラを買う方がよほどワクワクするのだ。

画素数の多いカメラの必要性に徐々に迫られていて
だが、せいぜいPC、そうでなければPadかスマホの画面で見る
エンタメ記事の写真に絶対必要な画素数では無い。
なのにねぇ…。

虫籠か

2023-10-18 22:23:32 | 写真


仕事に向かう車中、
赤信号で停まっているフロントガラスに
彼が来た。
助手席のショルダーバッグからすかさず
コンパクトデジカメを出して撮る。
少し内側の羽根を出して飛ぼうとしている写真もあるが
こちらの背中が光っている写真の方がいい。

フイルムカメラの話を書き始めたところだが
デジカメも好きだ。
こんなに近くの被写体を、赤信号の停車中にチャッと撮るようなことは
デジカメじゃないと出来ない。
ましてやローライフレックスではこんなに寄って撮れないし
ファインダーを覗いてピントを合わせようとしたら
車の天井に頭をぶつけるだろう。
デジカメになって良くなったことが沢山ある。

てんとう虫は走り出したら飛ばされるかと思いきや
さらにしっかりガラスにしがみついて
次の赤信号まで頑張った。
確かに、小さい身体と足にグッと力がこもったのだ。
そして車が止まると今だとばかりに羽を広げて
飛んで行った。

虫は飛んで行って
私の籠の中にはちゃんと光と虫が残る。


朝の光

2023-10-17 21:02:17 | 写真


ローライフレックスというカメラを
長らく使って来て
写真が溜まったので、ちょうど10年前に写真展をした。
知らない人もいるかも知れないので書いておくと
縦にレンズが二つ並んだカメラでフイルムを使う。
真四角の画角の写真が撮れる。
クラシックカメラの部類に入るが
整備さえされていればしっかり写真が撮れるので
ただのノスタルジックなアンティークカメラでは無い。

写真展を終えて、一旦そのシリーズは一区切りかなと思って
その後始めた次のテーマは違うカメラで撮り始めた。
あれだけ子供や家族のドライブを共にしたローライは
他の機材も必要になったりして手元から無くなっていた。
いつか、ブログにローライは2台あるから
死ぬまで大丈夫と書いたこともあったが、無くなっていた。

コロナの辛い時期に
知人から紹介してもらったカフェで写真展をすることになり
昔、ローライで撮ったシリーズに少し撮り足して
展示しようと考えたら、ローライフレックスが1台も無い。
デジカメで撮って四角くプリントすればそうなりはするが
全然、撮る気持ちも違えば写り方も違う。
それで、小遣いで買える程度のものを
秋葉原のカメラ屋さんで見つけて買った。
安くて良く写る、テッサー(レンズ名)付きのやつだ。
ずっと持ってたのと同じタイプ。
どこかに置き忘れていた虫籠が戻ってきた感じがした。


虫籠

2023-10-16 21:51:08 | 写真


今日は夕方から散歩に出た。
ローライフレックスを一丁ぶら下げて。
近くの梅林公園から土手に上がって川沿いを歩く。
どういう訳か、普通草むらや物陰に隠れているコオロギが
梅林公園の遊歩道に1匹、2匹と出ているので
久しぶりにじっくり観察した。
あれ、ゴキブリに似てるかもと初めて思った。

子供の頃、虫を捕まえるのが大好きで
草むらにはバッタやオケラやカマキリがいて
夏になるとセミ、メインはクワガタとカブトムシであった。
家に持って帰って来て、買うのは飼育ケース。
でも、捕獲のために下げていくのは虫籠であった。
大体ワンシーズン使えば、壊れてしまうか失くしてしまうかで
毎年夏の初めにはキレイな緑色のプラスチックのカゴを
買ってもらった。

同じ事を、自分の子供たちもして
夏休みに瀬戸内に行くとじいちゃんが
虫籠も網も、飼育ケースも兄弟喧嘩しないように
二人分用意してくれてあった。
子供達だけで先に田舎に帰り
1週間、2週間と遊び狂って最後に
私たちが休暇に帰り、連れて戻ってくる。
私も一緒になってヒラタクワガタを探す。
スズメバチがやって来る前に、
木のウロに平べったく入ってじっとしているのを
ピンセットでなんとかつまみ出す。
子供達が虫籠に入れる前に、ちょっと、と言って
私は自分の「光の籠」の中にそれをコトンと閉じ込める。
私の籠の中には光る海や、船に乗り降りする人々や
お宮のお祭りの提灯や、キラキラ光るシロギスまで
入ってる。



地下通路

2023-10-15 17:36:43 | 写真


東日本大地震の時、
自分がバス釣りをしていたのはほろ苦い思い出だが
もし、これから直下型地震が関東に起きたとして
地下鉄に乗っているのと
高層ビルの高いところにいるのは
絶対に避けたいと思う。

思い出した。
六本木ヒルズが出来立ての頃
60階あたりで記者会見をしようとしていた時に
震度4ぐらいの地震があった。
揺れ自体はビビるほどでは無かったが
エレベーターが全く停まり
記者が上がってくることも
会見の登壇者が上がってくることもままならず
ましてや上にすでにいるものは
下りることができない。
あれが大地震だったとしたら、と思うと
高い所でイベントをするのはなるべく避けて頂きたいと思うが
かと言って津波が来れば多少高い所は必要だ。

地下に閉じ込められたりするのはもってのほかである。
乗っている電車が
駅と駅の間に止まってしまったら
最寄りの駅まで歩くのだろうが
線路さえも歩けないような被害になってしまったら
一番に心配なのはトイレである。
食べる方はそこに無ければ食べられないだけの事だが
出るものは出る。
みんなが止むに止まれず
どっかそっちの見えない方で用を足し始めたら
これまた悲惨な事になるだろう。
災害時用、駅間非常トイレを準備されては如何だろうか。