2017年の夏の写真をまとめて
フォトチャンネルにしたので見て下さい。
夏休み 子どもFile と題して
子どもたちに向けてなんかやってみようと思ったのだ。
いくつかの分かり易いテーマを基にしている。
「コレクション」
まず昆虫の標本。いる場所で撮るというのもありだが
あえて、真っ白なバックの上に1匹置いて見せられると
姿そのものに興味がいく。
ただ、本編中でも書いているが
とにかく仕事の多い夏だったので
いつものように、ちょっと魚釣りに出かけて
ついでに虫も捕まえてくるというような目論見が外れた。
「時間の差」
コレクションの延長だけれど
同じ場所を時間や日を変えて撮ると、その違いが
面白かったり、偶然同じような状況にあったり
その違いを感じる楽しみ。
二日続けて行った、日本橋浜町のスタジオに夏休みの最後に
また行って、写真に撮った交差点で工事が行われていたので
撮ったら、偶然同じ角度で軽バンが画面に入ってきた。
タナゴようしょく日記。
マニアックなおじさんの趣味は子供にはピンと来なかったかもしれない。
そしていつもの
「どこかの町のいつものこと」
昔のドリフのコントの背景、吉本新喜劇の背景
あれを舞台用語でカキワリと言う。
どこかの町のカキワリの前でぼーっと待っている。
人を画面に入れて撮る。人が来たら撮る。
その町の特徴的な風景であったりしても良いが
そうでなくても良い。その時の気分で決める。
間違えちゃいけないのは観光名所でやるってことではないこと。
これを全国ありとあらゆる場所でしたい。
夏休みだから、せめて1ヶ所、2ヶ所ぐらいは
越谷や東京ではない地方へ旅に出て撮れるつもりでいたが
それもダメで、仕方なく東京で、と
東京カラー図鑑 と間つなぎで始めたら
そればっかりになってしまった。
唯一、仕事で行った式根島と秩父がこの夏の旅である。
式根島も日帰り。秩父も散策ぐらいできれば良かったが
その日に限って秩父のあとすぐに東京に戻り
さらに2件仕事がある日だった。
ただ、全然つまらないかというと
自分ではそうでもなくて
真面目に撮ってさえいれば
何かがちゃんと写ったり、残ったりするものである。
白金のガチャガチャの前の女の子のポニーテールが
揺れていたり
人形町の着物屋の紅白幕が風に翻ったりしてる。
みんなが撮る写真よりもちょっと左右の幅が
狭い写真のサイズだが
フイルムで言うところの6x7の比率。
カキワリシリーズは6x7のフイルムカメラで撮ると決めていて、
式根島にも秩父にもこれを持って行ったが
式根島では着いて1枚乗って来た船を撮ったら
フイルムが終わって、詰め替えようと思ったら
フイルムを忘れて来たことに気づいた。
仕方なく6x7になることを前提にデジカメで撮って来た。
秩父は時間がなかったがフイルム優先で撮ったので
今、ポンと載せられる写真がない。現像もまだなのだ。
左右がないことによって窮屈な感じがする。
もう少しこの外側も入れたい時があるが
そこをスパッと切り捨てなければならない
難しくもあり、使いこなすと新鮮だったりする。