-凸凹帖-

写真 奥野和彦

干物と雨

2017-09-28 19:32:32 | 写真


お昼に美味い焼き魚定食を
食べたんだけど
ブログに載せるんで
写真とってもいいですか?

みたいのが絶対恥ずかしくて出来なくて
OLじゃないんだし。
ブログ=ラーメン写真みたいなね。
外出て干してあったのがこんな感じ。
これ見れば美味しそうなのわかるでしょ。



室外機の風でくるくる回りながら乾くし、面白いし。



夕方は止むんじゃなかったんか。
まだ降るんか。

風神雷神

2017-09-27 21:10:30 | 写真


力が抜けてお腹の肉やら
胸の筋肉やらみんな垂れ下がってきた。

力が抜けるのはいいことだ。

風呂上がりのそれを指して
風神雷神様だと妻が言う。
たるんたるんの肉だか皮だか衣の部分なんだか
見分けがつかず
ただ眉間にはしわを寄せて
難しい顔をしている。
神様の悪への怒りに満ちた表情とは違う
甲斐性のなさへのイライラに満ちている。

力を抜いていいことだ。

水の中

2017-09-20 20:56:37 | 写真


この間、引き取ってもらった
タナゴの子は50匹。
最初に生まれた子たちで3〜4センチになって
引き取ってもらえた。
まだ、100匹はいる…。
順を追ってお願いしますと言ってある。

もうちゃんと、店頭に値札もついて売られている。
いい飼い主に飼ってもらえるといいね。

今まで何となく知っていた生態を
今年はしっかり見てみようと挑戦して
たくさん生まれたのは面白かった。
面白いけど命だから粗末には出来ない。
きちんと行き先を考えると
加減も必要だと分かった。

今度は秋に産卵し、
子供は春、暖かくなってから貝から出てくるタイプ
のタナゴに挑戦してみる。
普通に飼うのも難しいぐらいおとなしく神経質で希少種で
それに産卵をさせた上に、
今度はその貝に生きて一冬越してもらわなければならない。
貝を生かすのはタナゴ以上に難しい。
一冬、冬の気温を感じて春に浮上してくるので
グラスで育てるのも不可である。

もっともその大人しいタナゴは
次の出荷待ちの小魚たち20匹ほどと
同じ水槽にいて
わちゃわちゃとあっち行ったりこっち来たりしてる
チビたちをつつくでもなく追われるでもなく
今のところ落ち着いている。
秋が深まるにつれて伸びてくるはずの
産卵管が少し出ているのとフンなのと区別がつかない時がある。





台風

2017-09-18 22:55:25 | 写真


17日、台風で野球中止。
タナゴを専門店に持って行き、引き取ってもらう。

18日、夜中まで嵐だったが
グラウンド整備の上、大会を無事済ませる。
残念ながら最下位決定戦で勝ったから
ブービー賞だけど
子供達が円陣を作って呼んでいる。

もっと強くしろ、勝たせてくれよと
袋叩きにされるのかと思ったら
サプライズでバースデイソングを歌ってもらう。
みんな、ありがとう。私は幸せ者だね。
みんなにも一つでも多くいいことがありますように。






フォトチャンネル 2017 夏休み

2017-09-15 23:51:00 | 写真


2017年の夏の写真をまとめて
フォトチャンネルにしたので見て下さい。

夏休み 子どもFile と題して
子どもたちに向けてなんかやってみようと思ったのだ。
いくつかの分かり易いテーマを基にしている。
「コレクション」
まず昆虫の標本。いる場所で撮るというのもありだが
あえて、真っ白なバックの上に1匹置いて見せられると
姿そのものに興味がいく。
ただ、本編中でも書いているが
とにかく仕事の多い夏だったので
いつものように、ちょっと魚釣りに出かけて
ついでに虫も捕まえてくるというような目論見が外れた。
「時間の差」
コレクションの延長だけれど
同じ場所を時間や日を変えて撮ると、その違いが
面白かったり、偶然同じような状況にあったり
その違いを感じる楽しみ。
二日続けて行った、日本橋浜町のスタジオに夏休みの最後に
また行って、写真に撮った交差点で工事が行われていたので
撮ったら、偶然同じ角度で軽バンが画面に入ってきた。
タナゴようしょく日記。
マニアックなおじさんの趣味は子供にはピンと来なかったかもしれない。

そしていつもの
「どこかの町のいつものこと」
昔のドリフのコントの背景、吉本新喜劇の背景
あれを舞台用語でカキワリと言う。
どこかの町のカキワリの前でぼーっと待っている。
人を画面に入れて撮る。人が来たら撮る。
その町の特徴的な風景であったりしても良いが
そうでなくても良い。その時の気分で決める。
間違えちゃいけないのは観光名所でやるってことではないこと。
これを全国ありとあらゆる場所でしたい。
夏休みだから、せめて1ヶ所、2ヶ所ぐらいは
越谷や東京ではない地方へ旅に出て撮れるつもりでいたが
それもダメで、仕方なく東京で、と
東京カラー図鑑 と間つなぎで始めたら
そればっかりになってしまった。
唯一、仕事で行った式根島と秩父がこの夏の旅である。
式根島も日帰り。秩父も散策ぐらいできれば良かったが
その日に限って秩父のあとすぐに東京に戻り
さらに2件仕事がある日だった。

ただ、全然つまらないかというと
自分ではそうでもなくて
真面目に撮ってさえいれば
何かがちゃんと写ったり、残ったりするものである。
白金のガチャガチャの前の女の子のポニーテールが
揺れていたり
人形町の着物屋の紅白幕が風に翻ったりしてる。

みんなが撮る写真よりもちょっと左右の幅が
狭い写真のサイズだが
フイルムで言うところの6x7の比率。
カキワリシリーズは6x7のフイルムカメラで撮ると決めていて、
式根島にも秩父にもこれを持って行ったが
式根島では着いて1枚乗って来た船を撮ったら
フイルムが終わって、詰め替えようと思ったら
フイルムを忘れて来たことに気づいた。
仕方なく6x7になることを前提にデジカメで撮って来た。
秩父は時間がなかったがフイルム優先で撮ったので
今、ポンと載せられる写真がない。現像もまだなのだ。
左右がないことによって窮屈な感じがする。
もう少しこの外側も入れたい時があるが
そこをスパッと切り捨てなければならない
難しくもあり、使いこなすと新鮮だったりする。

23:46

2017-09-14 23:46:23 | 写真


写真には見て楽しい美しい、タブロー(1枚の絵)
として完結するタイプのもの
(コンテストに応募したりするのがこれ)と

ノートとして、メモとして、記録として
写真という装置を使うものと
(私の仕事もこれに含まれる)

外界を写して、その切り取り方故に
人の感情に何かを訴えてくるタイプのものがある。
1枚の写真(ピース)では意味をなさなくても
ジグソーパズルのように、それが組み合わさって
全体を形作ることで意見や意図が見えてくる。

写真は現実のコピーだから
切り取られた絵が力を持っていればいるほど
現実世界に跳ね返って影響してゆく力も強い。


全部

2017-09-12 18:54:19 | 写真


あと何回見られるか。
初回裏、反撃の 右中間を深く抜けていくツーベース。
スクイズがファウルになり失敗、サードランナーに「ごめんっ」
背中、背番号3ほぼ ど真ん中にデッドボール。



来年は甲子園にどんな怪物が現れるのだろう。

かもしれない

2017-09-04 23:02:29 | 写真


ここはちょっと柔軟に対応して
うまくやってよ〜
なんて言われて
あ、そうかと思っていると
片方からは
もうちょっと一本筋通してった方がいいよ。
いちいち揺らいでちゃダメだよ
なんて言われて

もうどうでもよくなっている。
流れに逆らおうとしたって
流れるものは流されるし
重力から逃れようと思ったって
40センチも飛べば
また地球に押し付けられる。

その人のためを思って何かを言ってやるのは
悪いことではないのだと、思うこと全部を口に出すのは
違うなと思って。
今は言わずに置こう、と思ってあげるぐらいで
ちょうど良い場合があることを忘れずにいようと。
それを通すべき一本の筋とも言えるかもしれない。