-凸凹帖-

写真 奥野和彦

明日、またグラウンドで。

2015-06-30 20:58:42 | 写真


高校生、中学生
それぞれに 最後の夏 が始まった。







7回終わって0-0
延長を2回やって0-0



サドンデスを1回やって2-2



負けられないだろ。
終わりたくないだろ。



気迫だ!とキャプテンが叫ぶ













素晴らしいリード。



11回を 無安打ピッチング。





みんなと、先生と、また明日ここで。


給水先生

2015-06-26 23:38:56 | 写真


まわりの色に合わせてらぁ。

なんか、そばに行って撮るのが照れくさい。
ブログにいろいろ書いたからか?
いーや、帰りにちゃんと撮ろ、なんて思って
結局そのまま帰って来た。


ふ、お前のことなら、何でも知ってるぞ。
なんだ、そんなとこから横着しやがって。
敬意を表して、ちゃんとここまで挨拶に来んか。
お久しぶりです、と。
ご無沙汰しております、と。
お前さんがナンバーのついていないスクーターを
ここで友達と乗り回していたことも
学生服の彼女が遊びに来たのも、嫁さんを連れてご近所に
挨拶に回ったのも
ネギ畑だった頃にネギを踏みしだいて
キャッチボールをしていたのも
夏休みに活字を買いに行って帰って来たのも
うるさくギターを弾いていたのも
みんな私は知っているのだ。

あなた様を練習台にさせてもらったお陰で
今日のわたくしがあります、と。


午後床屋

2015-06-24 21:51:16 | 写真


そろそろニイニイゼミが鳴くかと耳をそばだてている。

丈夫な靴が欲しい。
まだまだ知らない場所へ行きたい。
少々重くてもがっちりした靴の方が最近は良い。
スニーカーだと足が痛くなる。
でも、靴よりフイルム、靴より切符、かな。

出張仕事、来ないかなあ。


RED BOAT

2015-06-22 23:22:09 | 写真
今日の仕事2人写真撮るのに
間が長く空くので、スタジオの外に出て
赤坂の公園のベンチに横になって
セブンイレブンのアイスコーヒー飲みながら今日何書こうかな、と
考えてみてもやはり皆の姿が浮かんで来るのでそういう時には
素直にそれを書こう。



そんなに波の荒くない、とろんとした水面の入江に
ボートが一艘浮かんでいる。
入江に何が何だか分からないまま投げ出された子供たちが
あっぷあっぷしていた。が、溺れるようでも無い。
先につかまってボートに乗り込んだ上級生だが、オールが
上手く使えずに焦って漕ぐばかりで同じ所をグルグル回っていた。

その内、小さい子も何とかそのボートにつかまって
よじ登って、小さい体で一番リーダーシップのあるゆうたが
大きな声で「早く、みんな、乗って乗って!」と叫んでいる。
よじ登るのももどかしくヘリにつかまってバタ足で船を進めようと
しているのはみらのか、しゅんか。
まだ、乗り切れないでいる子をキャプテンが呼んでいる。
早くしろ、いくぞ、船出すぞ!
乗れない子のおしりをるいやひなたが押している。
すでに切っ先に陣取って行く先をじっと見つめている子、
はじっこでいい子、カーボンのオール、ビヨンドのオール。
みんな乗ったと思ったらさねとけいたがまた落っこちたりして…。

でも、この船に皆で乗っていれば
何処かに行けそうな気がする。
いい所へ行けそうな気がする。
ほら、しゅんやの足もゆうとの足もバタバタしだした。
しょーまの目が遠くを目指してる。
しゅうたのぞみいつきよしきりくとこうきお前らは今こそ
力一杯漕ぎ出せ。手加減をするな。

残念ながら
私たちは観察係だ。漕ぎ方は教えるが
漕ぎはしない。
進んで行くのは君たちの力、君たちの舵でだ。
う~む。



ハイハイ、ウチの船もせいぜい しっかり
漕いで下さいねぇ…  亜氏


コメントについて

2015-06-21 22:45:33 | 写真
昨年の9月にこのgooブログに引っ越しをして
ちょっと使い勝手が分からなかったのですが
寄せてくれたコメントはすぐに公開せずに
チェックしてから公開するという方式を設定の中から見つけて
切り替えました。

これにより、いきなりページに出てしまうのはちょっと…
と思っていた方もお寄せ頂いて、私だけが見て、内容は公表せずに
答える事も可能になりました。
もちろん、普通にお寄せ頂いたコメントは使わせて頂きます。

また、少し前にノゾミくんのお母さんから頂いたコメントや
上原コーチから頂いたコメントは公開こそ閉じましたが
有り難く思っています。

なんか内容としては50男のその日ちょっと嬉しかった事
ちょっと腹立った事、みたいなのになって来ました。
困ったものです。一番恥ずかしいものです。
もうちょっとビシッとしたいものです。

「テンゴク堂薬局」でドリンク剤でも飲んで行きますか。
でも、テンゴク堂ですぜ、テンゴク堂。

  連れて行かれちゃうのかなぁ。
 それともいい気分になっちゃうのかなぁ。




マキナ67

2015-06-21 21:13:32 | 写真


プラウベルマキナ67はフィルムを使うカメラである。
今どき、フィルムを買って
現像代を払ってネガにして、しかもそれをこうしてデータとして
使う為にまたスキャニングして、という面倒な事をしている。

画面に表れているかどうか分からない。
自分しか分からないような違いのためにそうしている。
今愛用しているフイルムもいつまで製造されるかわからない。
不便さ故に勝手な「撮った感」を噛み締めているだけかもしれない。

スマホやタブレット端末で読書が出来るけれど
それでも、印刷物である「本」はまだ無くならないし
そんなような感じのことではないか。
紙に刷られた文字を紙やインクのにおいを感じながら読むことこそ
読書と楽しむ人もいるのである。

とは言え、いつも写真を載せているように
デジカメでいいものはいいのである。
ときにスマホもありである。
そして、私は上手いからEIZOUくんの目さえ眩ませる。
千畳敷カールはオリンパスのミラーレスコンパクト。
その前の日の豊洲はスマートホン。

さて、今日のコモリヤは…。






千畳敷

2015-06-19 23:50:56 | 写真


自分で撮ったとは思えない。
きれいだし、被写体の選び方としても。

量販店の額縁のコーナーで見本に入ってる写真のようだ。

風景写真 というのが分からない。
自分が諏訪湖に行って撮ったりしてるのが風景写真なのか
とも思うけれど風景写真と思っていない。情景写真か?
風景写真というのは風景にモノを言わすのであって
そうしてみると風景に、というよりは人の手に寄るものも
その時の自分の感情に任せて画面の中に取り込んで
総合的に処理しているので、風景と言葉では言えるが
カメラ屋さん、写真屋さんで言う風景写真とはまた違うだろう。

そして、風景写真というのは
誰しもが簡単に撮れる場所で撮られる物より
より、撮影に困難な場所、時期に行き、撮って来るというような
希少性によっても価値が上がるようである。
そういう事があって、今日の写真がいわゆる風景写真に
見えるのかも知れない。
でもその価値には正直、あんまり興味が無い。

何なのか。
希少価値の価値は分かる。
希少価値を残しておきたくて汽車も撮るし古い物も撮る。
でも希少価値がイコール写真の価値になるとはあんまり考えていない
ということか。
写真の価値はもっと違う感じであると思うので。


濡れ損かな

2015-06-17 22:38:48 | 写真


自分の都合で仕事時間よりも3時間も早く現場に着く事に
なるので少し都内も撮ろうと重い中判カメラも持って。

地下鉄から地上に出た途端、にわか雨がポツポツと。
そうなってもいいな、なりそうだなと
予想はしていたので、かねてから撮りたかった場所へ早足で。
だけど、ほんの30秒 間に合わなかった感じ。
大粒の雨に変わる中
マキナの蛇腹を延ばして絞りとシャッタースピード
を決めてファインダーに目をあててピントを合わせ始める直前に
「やべエ!」の声と同時に走り出す子供たち。
豊洲のオフィスビルと小学校とホームセンターとそれに
囲まれてある野球やサッカーの出来るグラウンドを
雨に追われて、駆け出す子供を撮れないかと電車で考えていた。
本当に30秒遅れ。
世の中そんなものである。

結局自分もホームセンターで雨宿りをすることになって
アクアコーナーでタナゴの品定め。可愛いのがいたら
仕事の帰りに寄って買って帰ろうかと思ったけれど
目を付けたニッポンバラタナゴはまだ値札がついてない。
入荷したばかりで落ち着くまで売れないのだと言う。
では、仕方が無い。

3階の駐車場から、その広場を見下ろす。
だいぶ小降りになってもうすぐ止みそう。
子供たちが水たまりの中に出て来てボール投げが始まった。
足元の水たまりにそれが写る。
ちょっと遠いけれど、シャッターを3枚切った。


黄昏時って悪くないなあ

2015-06-16 23:23:12 | 写真


夕方、今日の仕事が終わって駐車場から
車を出そうとしていた時に、
ちょうど駐車場の出口の所にタクシーが停まった。
後部座席でお客が支払いをしている。
私が仕事を終えて出て来たスタジオにこれから入るらしい。
出て来た女の子はメイクこそしていなかったが
テレビでもよく見る女優さんだった。
私がそれを待っているのをお金を払うときから
気にしてチラチラ見ていたが
車から降りてこちら向きにすっと立って
「お待たせしてすみません」とペコリと頭を下げた。
清々しくて、都会の夕暮れにとても美しかった。
テレビの中でライトを浴びている時とはまた別。
「大丈夫ですよ」と車の中で言って聞こえたかどうか知らないけれど
ニコッと笑って建物の中に入って行った。


他所へ行ってウロウロ

2015-06-15 16:18:25 | 写真


私が横着をしてちゃちゃっと撮るとこんな感じである。


今日は何か特別な電車でも走ったのか
朝から2,3人の鉄道カメラマンがマンションのまわりを
ウロウロしていた。
私も他所へ行ってウロウロしているので偉そうに言えないが
他所へ行ってウロウロするにはお行儀も必要である。

マンションのすぐそばの踏切は自動車は渡れない
二輪車と人だけが渡れる踏切で、しかも防音壁で見通しが
悪い上に交差点にもなっているという事故の多い場所である。
そこに、頭にバンダナを巻き、メガネをかけ、リュックを背負い
一眼レフを胸に抱え、顔中にやる気を滲み出させてニヤニヤして
その踏切を男がウロウロして妨げになっている。
ここにカメラを持って鉄道ファンがいることは
そんなに珍しい事ではないが、今日の場合はその挙動と
踏切を塞ぐ行動に、通る人が注意を奪われるので
いつもの注意力が妨げられる。あきれ顔で見ているおじさんが
踏切を渡りきった所で走って来た車にクラクションを鳴らされたりして
かわいそう。
どちらかというとそういった注意力については危なっかしい
あのノゾミもそこを通って学校へ行くから心配である。

今日は久しぶりにまるで撮影の仕事は無く
市内での用事をいくつか済ませた。
昼前には鉄たちも居なくなっていつもの状態に戻った。

この週末にEIZOU君の撮った莫大な量の写真をずっと見ていて
鉄道写真もそうでない市井の写真もあったのだが
どちらも良くて、やはり自分の趣向もあるのだろうが
鉄道もあって、そのまわりに生活や暮らしがあって。という
写真にはとても魅かれる。



釣りもそうだし野球もそうだし、いいプレーをする人釣りをする人は
礼儀や身の回りの事もしっかりしている。
EIZOU君もきっとその辺はしっかりしている事だろう。
お手本として
彼の素晴らしい写真を無断で、勝手に紹介させてもらいましょう。
こんなもんじゃないよ、もっといいのがいっぱいあるけど
でも、より良いものは私が先に出してはいけないので
それは彼が自分で見せる時までとっておきましょう。