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全館輻射熱冷暖房住宅システムの開発者・福地建装・代表取締役会長
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物の歴史は人の歴史なり…北斗市~函館~東京(浜松町)~仙台

2007年12月11日 21時04分16秒 | Weblog
発明王エジソンは、電灯、レコードなど現在のハイテク機器の元をつくりました。
現在の照明器具、オーディオ機器はこのエジソンの発明が根源になっていると言われます。
なにげに使用する、ノートや鉛筆、そしてこのパソコンも一番最初に原型が出来上がり、それに多くの人々が知恵や工夫を加えながら、市販される物へと進化して行くのでしょう。

家づくりに使用し、木材の表面を綺麗に仕上げるカンナにも多くの種類があります。
木肌に見事な艶を出すためには、一番最初にかける荒カンナ、中カンナ、そして最後に仕上げカンナで仕上げます。このカンナを作り上げるには、大工が刃物鍛冶屋の職人と一緒になってカンナ刃をつくり、刃を収める木台を自らが固い木を削って造った言います。出来の良いカンナは、肩の力を抜いて腰を入れて引き込む事で穏やかで気品の高い木肌に仕上がると言います。

このカンナにも平らな面を仕上げるもの、凹部分を仕上げるもの、凸部分を仕上げるもの、またチョンナと言って、木肌に魚の鱗状の凹凸をつけて仕上げるものもあります。
カンナに限らず木に四角い穴をあけるノミもまた、穴の大きさや、入り隅を円く削るものなど、一人の大工さんでも10本以上の種類のノミを持っています。
この一つ一つの道具にも多くの人々の歴史があるのでしょう。

今日は、東京浜松町のJR金橋口を出たところにある蓄熱暖房機のメーカーで日本ステーベル株式会社を訪問しました。写真は藤城社長さんと本社で撮りました。
蓄熱暖房機の歴史は、ヨーロッパでは長い歴史があると言いますが、日本では決して古いものではありません。
私がオール電化住宅を造り始めた、昭和60年代の終り頃は、国内にあった蓄熱暖房機はとても粗末なものでした。しかし、蓄熱暖房機と聞けばここに関わった多くの人々の顔が浮かんできます。

今日、訪問した日本スティーベルさんも様々な時代の荒波に翻弄されながらも、現在でもトップクラスのシャーを保持しております。今年、若い藤城さんが社長に抜擢されました。
彼もまた、蓄熱暖房機の市場を懸命に開拓してきた、先輩の方々の歴史に上に存在するのでしょう。
蓄熱暖房機は、深夜電力の余剰設備を有効活用する事で発効率を向上させ、エアコン暖房と組み合わせる事でとてもクオリティーの高い暖房を行う事が出来ます。

次世代感覚を持った藤城社長は、単に寒い家を暖める暖房機から、エアコンとセットになり、温度微調整も可能であり、真に省エネでCO2排出削減に貢献し、更に質の高い暖房空間をつくる、新しい時代の蓄熱暖房機の歴史を創って行く事でしょう。
今日は北海道から東京にフライト移動し、夜には仙台に入りました。
明日は山形に…
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