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全館輻射熱冷暖房住宅システムの開発者・福地建装・代表取締役会長
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自分の周りから学べる材料が…東京~函館~北斗市

2007年12月14日 19時26分57秒 | Weblog
学校の教壇から講義をする事ばかりが指導ではありません。また、社会的な地位の高い人だけが指導者でもありません。指導者は我々の周りにいくらでも存在します。
とりようですが乗り物の中で横暴、無礼、行儀の悪い中年男性から学ぶ事もあります。
誰もが人々から好かれ、慕われ、尊敬されたいと思っている事でしょうが、この嫌われオヤジは、人が人に嫌われる行いを実践して見せてくれているのでしょう。皮肉にも無料講習を受けているようなものです。あのようにすれば嫌われる…

家づくりの工事現場に行くと、それこそ多くの学びを得る事が出来ます。
先ず現場で働く職人達の話を聞いてから指示する現場管理者と、一方的で命令調に指示する管理者では、当然ながらその後の作業効率が異なって参ります。
作業指示は現場の進捗状況や内包された様々な課題を掌握した上でなければ、的を得た指示になりません。横暴な振る舞いは、当然、そこで陣頭指揮を行っている大工さんの棟梁さんに対して、心情的な不信感を与えます。

特に建築現場では、実際に工事を行う作業員が持つ情報がとても大事なものとなります。
現場の知らないホワイトカラーのエンジニアは、現場で実現出来ない理屈を並べる事が多く在ります。現場の職人に尊敬される学者やエンジニアの方々は、必ず、現場に精通しています。日本の住宅建築に携わる学識経験者の方々にも、この自分では実際に出来もしない理論を平気で押し込んでくる輩がおります。

日本の建築基準法なども、多くが現場の知らない学識者によって構築されているようにも思えます。高学歴のエンジニアの方々は、建主さんからお金を戴き、実際に足場の上で作業をする人々を見下げるような態度を示す人もいるのです。
真実は、デスク上の理論上ではなく、営業現場、工事現場、生活現場にあるのですが…

先日は山形県天童市、東住宅産業さんのファースの家の工事現場を、中国大連理工大学教授で建築学博士の唐 建 教授の是非ともの要請で視察を致しました。
唐教授は、通訳さんを通じて真剣に大工棟梁さんから現場の様子を聞いていました。
写真は左から唐教授、隣が棟梁の豊嶋さん、白鳥社長、前が助手の韓さんと白鳥常務です。
輻射熱で床、壁、天井の温度がほぼ同じになるファースの家を体感したあとなので、その施工中の工程をとても熱心に見学しておられました。

今日は、東京から本社に戻り来客対応を行い、夜はファースの家、新築着工研修会を行いました。
今日、北海道札幌市は大雪のようですが、ここ北斗市は穏やかな一日でした。
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