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全館輻射熱冷暖房住宅システムの開発者・福地建装・代表取締役会長
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武士の二言…北斗市~函館空港~丘珠空港~札幌大通り

2007年12月16日 21時36分28秒 | Weblog
今日のテレビでの日曜討論会でも盛んに選挙公約についての議論がありました。
参議院選挙で公約した年金問題が公約どおりに実行出来そうも無いのです。
確かに安倍前総理は3月いっぱいまでに解決すると公約をしたのを誰もが覚えています。ところがその公約した年金問題の解決の中身に、様々な理屈がつくようになりました。

年金支払い者の全てに対して漏れなく支払いの出来る環境をつくると言うのは、選挙時点で誰もが不可能だと思っていたのです。
しかし前首相は言い切ってしまったのです。
政党政治では、前首相の公約は政権が変わってもその公約は生きています。
もし前首相が続投していた場合でもここでは完全に辞任に追い込まれた事でしょう。

武士の二言…その昔「武士に二言は無い」これは日本の武士たる侍の誓いの言葉でもあったようです。
武士の口から出して約束し、その言葉どおりに事が進まなかった場合、切腹をして、命を持って償ったとされます。

現在のように選挙で勝ち取る権力でなく、強力、武力、知力などをもって就いた地位の武士達です。
それだけに、自らの口から出た言葉の重みを身体で受け止めていたのでしょうか。

現在は、選挙によって地位を得て行くのです。
ところがその選挙は、マスコミの偏見や時の風習、流布などで何倍もに誇張され、何が最も国民にとって大切なのかの争点が曖昧となる場合があります。
今年の参院選はまさに年金選挙となったように思います。

社会保険庁のずさんさや防衛庁の不正発注問題などは、関係官庁の役人、政府関係者は勿論、与野党全部の政治家、そしてそれを選出した我々、国民全てに責任があるのでしょう。

今、現在における日本の社会において、公僕たる官僚や政治家に武士道精神を求める事など到底無理のような気がします。
それは役員や政治家を批判するのではなく、戦後における我々、国民も、吾身を国家に奉げるような社会環境で育てられて来ませんでした。
あなた自身、自らが発した言葉に対して生命を賭して責任を取れますか…

私自身を省みますと、自分の発言を実行できず、既に何回もの生命を絶っている事でしょう。
現在社会においては「武士に二言あり」なのかも知れません。

今日の北海道全域が氷点下の真冬日でした。
明日の予定のため、最終便で函館から札幌市内、丘珠空港、そして札幌ススキ近くのホテルに入りました。

写真は先ほど撮った氷点下の狸小路です。
行き交う人々には、武士道精神など、全く関係の無い世界に生きているように見えてしまいます。
さて明日はもっと寒い道東釧路市に…
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