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全館輻射熱冷暖房住宅システムの開発者・福地建装・代表取締役会長
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新築現場は特許の宝庫、あなたも発明家に…北斗市

2006年11月17日 18時45分43秒 | Weblog
発明などと言うとエジソンのような天才的超人ではと思う人が多いのではないでしょうか。
以前にもこのブログで紹介した有名な特許に「丸い鉛筆が転がって机から落ちて芯が折れるのを防ぐため六角に角を付けた事を特徴とした鉛筆」これが特許となります。しかし、このような特許出願書では六角形以外の例えば八角形、十角形などにすると、この特許に抵触しなくなりますので補正により「転がらないように角を付けた事を特徴とする鉛筆」とすると、以前にこのブログで紹介した出願法です。

平素、鉛筆は転がるものだと言う観念が在り、当たり前だと思っている人が殆どでしょう。現在、実在する道具や機器などの性能、機能がそれで当たり前と思っているとするならば発明は生まれません。鉛筆を転がらないようにしようと発想した時点で発明は一気に身近なものになります。
例えば鉛筆を固定するホルダー、鉛筆を粘着テープで包む…考えれば幾らでも出てきますが、量産し易く商品コストを下げるためにと言う事で「丸い鉛筆に角をつける」が誰もが安価で使い易い商品となり、今では鉛筆には角ついている事が常識となっています。

そもそも発明を最初から金儲けを目論んでいたのでは良い発明が出来ないものです。
エジソンだってこのような道具が出来たら皆が便利になるだろうと一心に思っていたのでしょう。
また発明は、困っている事、不便を感じている事に遭遇するのが動機となります。その困っている事、不便を感じている事をどのように解決するかを真剣に考え、この世に存在しなかった道具などを作ったら、その道具が発明品になります。
特許は、本当にこの世に存在しなかったかどうかを参考文献などで徹底して調査しなければなりません。

ハイテク技術は我々の及ばない高度な先進技術で激しい競争をしております。
我々が行っているローテク技術の家づくりの施工現場は、未開とも言える特許の宝庫でもあります。
一枚のボードを貼り付ける仕事をしながら、少しでも安全に、効率的に、安価に、楽になどと考え、工夫しますと知恵が次々と湧き出る事でしょう。
家づくりの施工現場は、実際に必要な建材、道具、施工法を生み出し、あなたを発明家にします。
ファース本部も毎月1件程度の特許出願を行なっております。
今日17日もある発明に関連する参考文献の検索作業を行ないました。

写真は昨日、今日とFAS検査員講習試験に本社を訪れたファース工務店の社長さんで向かって右が岡山県津山市、㈲建築工房蔵の井堀勝博さん、左が福岡県福津市、魚住建設の魚住正人さんです。
両人とも施工現場に精通した職人社長さんで発明の要点を勉強して戴きました。
今日の講習試験を終えて全員が全国各地の地元へ戻って行きました。
ファースの家
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