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全館輻射熱冷暖房住宅システムの開発者・福地建装・代表取締役会長
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明日、陽はまた必ず昇る…砺波市~高岡市

2006年11月25日 20時58分52秒 | Weblog
ある文献のコラムに毎年8万社の会社が設立され、3年後にはそのうちの40%が破綻などで消滅し、8年後に、何と80%が消えて無くなるという内容の記述を読みました。
志に燃えた創業時は誰もが目標に向かって輝いています。しかし、その事業が時代の要請に合わなかったり、市場ニーズに沿わない時、基盤の無い創業企業は瞬時に消滅してしまうのです。
創業は易し、継続が難し、と言う事でしょう。

工務店の数も現在、全国に50万社が存在し、昨年の戸建住宅の着工数が40万棟だったと言われます。
年間1万棟も受注するハウスメーカーもそのうちの1社ですから、地域の工務店が元請で受注出来る数は0.1棟にも及びません。時代は数を求める時代では完全になくなりました。
年間、数棟に限定して建築し、竣工後、建主さんと一緒に、生涯に亘って育てあげる家づくりが求められます。

今日は北陸管内のファース工務店さんの経営者の皆さんと情報交流会を行いました。この地域のファース工務店さんも、堅実な経営を行っており0,1棟しか出来ない受注確率の中でも工務店経営をしっかりと存続させて事に敬意を表します。地道に地域に密着して頑張っている工務店さんには必ず陽の目が出てくる事でしょう。

現在、400万棟もの住宅が余っていると言われます。つまり、デベロッパー方式の住宅は販売は確実に限界に来ていると言う事でしょう。しかし、既存住宅の建て替え需要と利リフォーム需要は確実に存在し、なくなる事は絶対にありません。
特にリフォームに関しては、うわべだけの建材、設備を改修する場合においても、基礎、床下、構造体などの主要部位の確たる診断を行える力が必要です。つまり、家の町医者的な存在とならなければなりません。
この診断力は、確実な家の性能を有する新築技術を持っている事が前提となります。

今日は北陸エリアのファース工務店経営者さんに、家の性能とは何か、真に喜ばれる家とな何か、時代が求める家とは何か、などについて一緒に勉強をさせて戴きました。
工務店企業として派手に振舞う事もなく、小さくとも良い、ひたすら建主さんに喜んでもらえる家づくりを目指して、懸命に努力する工務店経営者の姿が必ず認められる時代が来るでしょう。

写真は今日25日、交流会の後、砺波平野の山陰に沈む真っ赤な夕日を撮りました。
陽は沈み、その陽は明日また必ず昇ります。
厳しくとも希望を持って努力していれば、必ず暖かい陽射しが蘇ってくるでしょう。
明日は富山空港から一便だけある福岡便で九州に移動…
ファースの家
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