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全館輻射熱冷暖房住宅システムの開発者・福地建装・代表取締役会長
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非核三原則の議論とは…札幌~函館~北斗市

2006年11月10日 18時48分34秒 | Weblog
日本は、核爆弾を「造らず、持たず、持ち込ませず」の三原則を佐藤内閣の時代、閣内一致により国是のように大事にして参りましたが、世界唯一の被爆国であり世界に先駆けて非核宣言を行ったものと思われます。国民の大多数が今でもこの非核三原則を支持していると思われます。
先日、自民党の中川政調会長が自分は核武装論者ではないと言う前提のもと、この非核三原則がどうあるべきかを大いに議論すべきではないかと言う発言をしました。麻生外務大臣もその発言を追認するような言語があり物議を醸しております。
発言の自由が保障されている国家なのに議論すら出来ないのは不自然だとの意見に、議論は自由だが発言者の立場と時期が問題だとするのが論争の中心となっているようです。
この時期だから議論が必要であり、立場があるからからこそ意味が在るのだと反論します。

日本が核開発を行い、核弾頭をミサイルの頭に収納させる技術は、直ぐにでも可能だする意見と、長期の研究期間と莫大費用が必要との相反する専門家のコメントがあります。
どちらにせよ日本が核爆弾をつくり持つ事は抑止力の効果より、その核ボタンを管理する危険度の方がはるかに大きくなるでしょう。つまり、日米安保条約を維持している限り日本が核爆弾を開発して製造する事はあり得ないのです。

そもそも「造らず、持たず、持ち込ませず」の三原則のうち、「造らず、持たず」は堅持されている事は確かでしょう。しかし、もうひとつの「持ち込ませず」となると疑問が残ります。米国艦艇が日本の港に寄港する際に核配備を外して来る事は物理的に不可能です。
米国は持ち込む時は事前通知をする事になっていると言う事ですが、現在まで一度も核持込の通知がないそうです。これは、聞かないと言う暗黙の了解が双方の利益となると言う事でしょう。本音と建前を上手に使い分けをしているようです。

ともあれ核拡散が行われる事は断じて防がなくてはなりません。日本の核武装を一番に恐れているのが米国だとも言われ、周辺諸国も日本が本気で核武装する事を脅威に感じていると言います。このような論議が日本国内に起きている事が抑止力になるのでしょうか…
核武装など絶対にしてはいけません。そのいけないと言うコンセンサスを生み出すためにも議論は必要です。議論をしないと言う事はまさに「思考停止」に怠ります。政治家が発言すると政局や国際社会に誤解を与える場合があるのでしょうが、我々平民は声高に議論すべきと思われます。まさに議論をしない理由を議論するところからはじめては…

写真は今日10日夕方に北斗市から一瞬、見えた夕焼けです。この自然の美しさを護って行かなければなりません。曇り空の一日で札幌からのフライトも終始、雲の中でした…
ファースの家
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