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全館輻射熱冷暖房住宅システムの開発者・福地建装・代表取締役会長
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窓の役割りは大きい…北斗市

2006年11月06日 18時23分59秒 | Weblog
大きなガラスの嵌め込んだ窓のある部屋は何とも開放感があり、気持ちの良いものです。
この窓からは実に色々なものが入り込んで来るものです。
季節の彩りを添えた景観であったり、闇夜に輝く星空や満月のお月様であったり、暖かいお日様の優しい陽射しだったり、部屋の中を灼熱にする真夏の日射熱だったり、真っ黒な雨雲と土砂降りの風景だったり、そして時には泥棒などの招かざるものも…
窓は入り込むだけでなく、出て行くものも多くあるのです。温まった暖房熱の一番に損失するのも窓です。冷やした冷房の冷気を逃がすのも窓です。汚れた室内の空気を放出するのも窓です。窓と言うのは実に多くの役割りを果たしています。

住む人にとって外部の景観を見るの事は、一日の生活リズムを正常に保つためにとても必要な行為です。そのために窓は外部の景観を正確に見せる必要があり、ガラスが歪んだり、色を付けてはいけません。季節の良い時は開放して気持ちの良い外の空気を通気させるのも窓の役割りで、網戸などと一緒にその機能が必要です。また火災などの時には非難路として人の逃げ道や家財など出すために重要な開口部ともなります。

従来、この住宅の窓を選ぶ時の多くが、機能より意匠を優先されて来た様に思われます。これは住んでから最も悔いを残す窓の選定方法でしょう。何も機能のない一番安価なガラスをフロートガラスと言います。これを普通のガラスと言うのでしょう。一般の工務店やハウスメーカーは建主の特別なオファーがなけれな自然にこのフロートガラスを使用します。先進諸外国では断熱性を二倍以上にアップしたペアーガラスにLOW-E機能と言う、断熱効果を更に高めたり、日射熱を反射させたりする機能が常識なのです。建主からオファーがなければ、この機能付のペアーガラスを黙って使用するのです。我が国日本は、ハイテク技術などが世界水準のトップでありながら住宅性能ではとても遅れた後進国なのです。

窓はこのガラスの性能と同時に、そのガラスを支えるサッシ枠の機能も伴わなければなりません。アルミは木材の100倍、樹脂の1000倍も熱を逃がします。しかし、その樹脂や木材だけですと、紫外線劣化や支持力などに問題があり、耐久性の高いアルミとの複合などの性能が必要です。技術的には既にこのような機能、性能の伴ったガラスとサッシが供給されております。しかし、販売する方も、建主側も外観重視、価格競争重視で邁進しており、住んでから必要な性能、機能を見逃しているのが実状を言えるのですが…

写真はファース専用として開発された猫のマークの刻印を打ったガラスと幅広のスペーサーを持ったサッシです。世界でもトップクラスの高機能、高性能の窓です。
今日、6日月曜日の北斗市は、午後から大雨になりましたが、大荒れの外部からしっかりと室内環境を維持しております。
ファースの家
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