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全館輻射熱冷暖房住宅システムの開発者・福地建装・代表取締役会長
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いじめ問題を考える…北斗市

2006年11月07日 18時38分02秒 | Weblog
連日のように、いじめから端を発した問題が多く報道されています。学校に行って仲間の生徒や先生にいじめられて「自殺」する…何ともやりきれないニュースです。
その度ごとに学校や教育委員会の役員がひたすら頭を下げて懺悔する映像が目に付きます。
自殺に至るまでに子供は援けを求める信号を多く発信し続けているのですが、誰もがその信号をキャッチして上げられなかったのでしょう。
土下座して懺悔する教育委員会や校長先生は、普段、当事者の子供からみて遠い所にいるのですが、その方々を何処まで責められる事でしょう。
学校教育や教育機関だけに問題があったのでしょうか。

地域教育、家庭教育などの社会教育が、学校教育としっかりとした連携が出来ていれば、自殺などに至る事件にならなかったはずです。
一人の子供が学校教育だけで人間形成が出来上がるわけでもありません。
子供が発した苦悩の信号を、先生や生徒が察して上げられなかったのでは…
地域の方々が子供の発した信号をを知ろうとしなかったのでは…
教育機関だけを悪者にする家族は一番近くに存在していて子供の苦悩が分らない…
行政が行なう教育制度がどんなに立派であっても、いじめの問題が解決できますか…

いつの時代でもいじめ問題は存在しておりました。
最近の教育機関が行ったアンケート調査でも、約80%もの子供達が「いじめに相当する体験があった」と答えたと言います。「いじめ」とは何をもって「いじめ」なのか…普通に喋った言葉や行為を「いじめ」と受け取る子供と全く気に留めない子供がいます。
特定の子供を痛めつけてやろうと言う意思を持って行う行為があったとするなら、徹底してそのような「いじめ」側に対しての戒めが必要です。しかし、そのようなケースは意外と少ないのではないでしょうか。多くが痛めつける意思を持っていなくとも、相手が傷ついてしまっている…
「いじめ」はごく身近に存在し、自分自身がその当事者であったりするのです。

解決法はその「いじめ」に傷ついた当事者からの苦悩の信号を周りの人々、特に家族や先生、生徒がいち早くサーチして適切な対処を施す事でしょう。将来を担う子供達を愛する気持ちさえあれば、必ずそのような子供達の発する信号を捉えられるはずです。
子供を優しい眼で見てあげ、同時に気配りと気遣いが必ず発信する信号をキャッチ出来るでしょう。
家づくりも住む人の気持ちになれば、家の中身がおのずと充実するもの…

『写真は青森県出身のイラストレーター・くどうすずかの本より』
この世を哀れむ子供の心境が実に上手に描かれています。

さて大荒れの一日でしたが、一日、本社内で研究開発の仕事に没頭できました。
ファースの家
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