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全館輻射熱冷暖房住宅システムの開発者・福地建装・代表取締役会長
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時進日歩・技術は時間単位で進化する…北斗市

2006年11月16日 22時36分09秒 | Weblog
同じ内容の特許出願書が特許庁で受付けますと、その受付時間の1秒でも早い方に権利が行く事になります。
郵便の場合、消印時刻がキーワードになる事も多いと言います。
ネットを活用したビジネスモデルの業態が特許権利登録できる時代となりましたが、同じようなビジネスモデルが特許出願される可能性が大きくなりました。

1分、1秒がビジネスチャンスを左右しかねないほど、技術の進化頻度が激しくなっています。
進化に関わる開発コストを吸収するビジネススタイルも同時に競われているようです。
善し悪しはともかく、ソフトバンクモバイルの「0円・0円・2,880円」のキャッチコピーも、1兆数千億円とも言われた多額投資資本を回収するための奇策だったようです。消費者にアピールするための戦略的なビジネススタイルだったのでしょう。

20年前に私が日本で始めて、ノンガス、ノンオイルのオール電化住宅をつくり、電力会社に相談に行ったところ、とても奇異な感じで見られた事を覚えております。それ以後、オール電化住宅の進捗状況は知っての通りです。当時はニクロム線のクッキングヒーターだったのが間もなくハロゲンヒーターとなり、現在、IHヒーターと進化しました。
IHヒーターもその機能が様々な様相で進化し続けております。
日進月歩と言いますが、現在の技術は「時進日歩」とでも言いたいような進化ぶりです。

ファース本部も年間10件以上の特許出願を行なっております。最初に同じような技術が公開されているかを確認するため特許庁のネット端末で出願状況を検索するのですが、同じような出願が午前の検索時になくとも、午後から公開されるものも少なくありません。常に発信されている情報にアンテナを巡らしておかなければ、あっと言う間に時代遅れとなり得るのです。特にインターネットによる情報量は膨大で、ネットの活用できない人達は完全に置いてきぼりになってしまう事でしょう。

家づくりにおいても、他の建築会社、ハウスメーカー、フランチャイズなどが、どのような技術を持っているか、或いは研究しているかを徹底調査しなければなりません。
その調査と分析によって新しい技術開発の研究テーマが決まります。
家づくりをビジネスと捉えるのであれば、それはまさに時間との戦いなのでしょう。
時間感覚に敏感でない工務店経営者は、次世代の工務店経営が難しくなる時代となります。

写真は今日16日、ファース本部の本社会議室で行なわれた年4回のFAS検査員講習でのスナップです。
今回は珍しく北海道の方の参加がありませんでした。
山形、福井、石川、奈良、岡山、福岡の工務店さんで時間感覚に敏感な方々ばかりです。
今日は現在時点の最新情報を交えてのカリキュラムで講義を行いました。
明日は講習試験…今晩、飲み過ぎなければ良いのですが…
ファースの家
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