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全館輻射熱冷暖房住宅システムの開発者・福地建装・代表取締役会長
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環境問題と住宅寿命…長野~東京~函館~北斗市

2006年11月05日 21時16分04秒 | Weblog
日本の住宅の平均寿命30年…年間10万棟以上もの住宅が粗大ゴミとなって国土を埋め尽くしております。
深刻なゴミ問題は、住宅短期寿命の影響をまともに受けているのです。
ゴミ問題と住宅寿命を関連付けで指摘する学者も報道機関も殆どありませんが不思議でなりません。
ゴミの不法投棄は言語道断ですが、その背景には30年ごとに家を建替えている現実があり、誰もがその事を問題にしないのです。

家づくりの大量生産、大量消費の時代は終焉したはずです。
家づくりは住む建主さんと家族の生命財産を護り、住む人を生涯にわたり優しく包み込める確たる家の性能を備えていなければなりません。
それなのに家を売らんがための宣伝競争、価格競争に明け暮れ、数を売る住宅業界で在る事に変わりありません。
その結果どうなるのか…目に見えない大切な部分の性能が欠如された家づくりが行われるのです。
30年で家は朽ちるのでなく、住み手の建主さんがそれ以上、住む気力を逸してしまったのです。
結果として叩き潰し粗大ゴミにしているのですから…

建主さんが、その家に住んで良かったと言う感情が一生持ち続けるためには、備わるべき家の性能、機能を持ち、その性能と機能を維持するため適時に適切なメンテナンスを行い、常に住む人に安心と信頼を与える事が必要なのです。
「竣工してからが本当の家づくり」と言う事を我々、ファースグループの約束ですが、そのためには家に先ず必要な性能、機能があり、竣工後、建主さんと一緒になってその家を育て上げると言う気概を持たなければなりません。

住宅業界を「売る」時代から「育てる」時代に変えて行けなければなりません。
家をつくり育てると言う事は必然的にゴミ問題が大きく改善される事になるでしょう。
家の短寿命は単にゴミ問題だけでありません。
家、一軒に約30本の大樹を切り倒して製材加工します。その他の建材生産にも多くの燃料を使用して炭酸ガス(CO2)を放出しています。
家の短寿命は、私達の寿命、そして地球そのものの寿命まで縮めているようなものです。
家づくりを生業とする業者、関係者の全てが現在の実態に気付いて戴きたい!!

写真は今日11月5日も晴天に恵まれた関東地方ですが、羽田空港の向こうに見える臨海公園がゴミの山で作った「夢の島」です。あの陸地を作るのにどれ程多くのエネルギーを消費してCO2を放出した事でしょう。

今日は、長野の善光寺にお参りする時間も無く北斗市に戻りました。
さて連休も終わり、明日からまた通常出勤ですが…
ファースの家
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